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理事である田尾有樹子さんは、精神科病院のソーシャルワーカーとして就職し、今でいわれる「社会的入院」と言われる方々とのつきあいの中で、「なぜ、この人たちが長く病院の中で生活せねばならないのか」、その原体験としての思いをずっと貫きとおして地域での暮らしを応援してこられた方です。そこには信念と「覚悟」が強さともうつり、でも風にゆれるコスモスのしなやかさを感じさせるような方でもありました。でも、コスモスは花の愛らしさとは裏腹に根っこはとても強固に地をはってるんですよね・・。今はシステムがあるので楽になりましたよ、と軽く言ってのけられますが、それまでのパワーははかりしれないものがあると思います。
そして「今」を見つめなおし「次」のステップの一歩をどうとるか、そのヒントをいただける機会であったと同時に「明日」へのエネルギーをいただけるたひと時でもありました。
昨年中は、いろいろとお世話になりありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m。
皆様には、いかがな年の初めでしょうか。
明日が仕事始め、と言われる方も多いことと思います。
センターは、4日からのスタートで、ちょっと切ないことと楽しいことが同時に起こった一日でした。
切ないことは、お母様のことで今パートで手伝ってもらっているスタッフが、終日の勤務が難しくなったこと。そして、楽しかったことは、センターの開設当初を手伝ってくれたスタッフが、広島から遊びに来てくれて、大学生のアルバイトさんから、たくましい??病院ソーシャルワーカー一年生になっていたこと。どちらもスタッフに関することで、今年も「人」のことではいろいろありそうですが、新しい出会いにも期待しつつ今年を始めようと思います。
今年は、「吉祥」飾りを自宅の玄関に飾りました。
吉祥とは、幸い、おめでたい印、おめでたい萌し、よい前兆を意味し、吉上とも書きます。お正月の床の間に、吉祥、いわゆる「おめでたい」絵画その他を飾り、その一年が無病息災、多福多寿であることを祈念する風習があります。新春の「春」、「はる」は、草木の芽が「張る」、また、田畑を墾(は)る意から出たとされております。自然の中で新しい生命が育まれる季節に吉祥の意味が含まれた作品を飾り、言祝ぐことは、大変に意味のあることが理解されます。吉祥を意味する題材は、多岐に亙っていますが、日本を代表する山、富士山を例にとってみますと、富士は、不尽、不二、不死に音通し、また福慈の言葉に掛かることから、慶祝にふさわしい山であります。他には、絵画の松柏、寿老人、青銅器・鏡鑑に施された麒麟、鳳凰、龍、宝相華文、漆工の布袋、龍、文房具の獅子、蓮葉、陶磁器の牡丹、宝尽し文、金工の石榴、松竹梅など、慶賀に満ち溢れた文様があります。(インターネットからの受け売りです。)
センターにも、今、南天と水仙、蝋梅の花が活けてあります。
吉祥を意味する題材には南天は入っていないようですが、「難を転じて福となる」ように、「南天」の実に吉祥を見出したいと思う、好天の日曜日です。でも、蝋「梅」があるから、まあいいか・・と思いつつ。
今年もよろしくお付き合いください。
その中で、車椅子を利用する女性から、「タイヤの空気が減っていて、片方はどうにか入れたけどもう片方がうまく入らないんです。」とSOS。今日は、実家に帰る予定の日。訪問して、空気をいれてはみたものの、おしゃべりをしている間に目減りし、気のせいかと再度試しても同様の状態。本人の不安は高まるばかり。それからが近くの自転車屋さん探し。戸畑の諸事情に詳しいスタッフにも問い合わせ。たまたま通りがかった自転車に乗っているおじさんを捕まえて、「このあたりに自転車屋さんがありますか?」と尋ねると「すぐ近くにあるよ。大通りに出て右に曲がって・・」と親切に教えていただきました。行って問い合わせると、「一人だから出張修理は出来ないけど、持っといで。見てあげるよ。」と快く引き受けていただき、車に積んでもって行くとすぐに出迎えて運んでいただき、一目見てムシゴムのせいだな、と当たりはつけられたものの、「今から、実家に帰るんです。」と言う言葉で、「途中でどうにかなったら困るやろうから、分解して全部みとこうね。」ときちんと点検していただきました。ストーブに温まりながら、その職人ぶりには心楽しくなりました。料金は、700円ポッキリ、彼女にとっては何者にも変えがたい安心感の対価でした。
私の中では、「町の中の大切な社会資源」がまたひとつ増えた年の暮れでした。
先週の土曜日、22日に生活力スキルアッププランの第五回目を開催いたしました。今回の会場は地域の市民センター。車椅子のメンバーにはちょっと行動を制限される部分はありましたが、そこはいつもの知恵と力でどうにかクリアーし、アボカドサラダ、チキンの照り焼き、ガーリックトースト、そしてクリスマスケーキ。サポーターさんたちがそれぞれに担当を決め、メニューもなるべく簡単にアレンジしていただいたもの。土台となるスポンジケーキは、佐藤サポーターの担当。「炊飯器で作るスポンジケーキ」・・炊飯器でできるの??驚くなかれ、立派にできるのですよ。でも、この日体調不良でプランには欠席。でも朝一番に、「インフルエンザかもしれない・・」という体で小雨の中、しかもバイクで二種類のスポンジケーキを運んで来てくれました。感謝、感謝です。体調の悪さをおして、前日に仕込んでくれた彼に頭が下がります。このケーキが届かなかったらプラン全体の組み立てが狂うよなぁ、予算も変わるよなぁ、ケーキないと寂しいだろうなぁ・・・いろんな思いが頭をよぎったことでしよう。でも、一番のエネルギーは「美味しかったよぉ(*^_^*)」と言ってくれるメンバーの笑顔だったかもしれません。芸術家魂に目覚めたMさんが、スポンジをキャンバスにみたてて本当に美しく、そして美味しく仕上げてくれました。その画像だけしか、佐藤さんには届けられなかったのが残念でしたが、味も格別でした・・。