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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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TS380223.JPG23日(月)の午後、産業医科大学 産業保健学部で、3年生の「地域看護学総論」の一こまとしてお話をさせていただきました。以前、臨床にいたころは、看護学校の講義にも行くし、実習生もよく受け入れていましたが、今は、OT・PTや社会福祉系の大學でお話することは時にありますが、看護学科は久々でした。テーマは、「対象の特性に応じた看護活動の展開(精神)」、「看護」という響きとは本当に久々の邂逅でした。
学生の頃にアルバイトで行っていた精神科の病院での経験が、「外から引っ張り出す力」となりたいという、私の「地域」への第一歩だったなあ・・と原体験を確認した一瞬でもありました。
講義のあと、最後に残った学生から、「してあげる看護だけではなく、してあげない看護もあるんだということを改めて学びました。」、「今、ちょうど、一人暮らしをはじめようかどうしようかと悩んでいるときで、一人暮らしを始められた当事者の方々の明るい笑顔にあって勇気をもらった気がします。」と素直な感想をもらう中に、鉄格子(少なくはなりましたが・・)のこっち側にいて、今できること、今やらなければならないこと、の再度の原点に回帰した思いでした。
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61ed605fjpeg21日(土)の午後、生活力スキルアッププラン終了後に、高松障害福祉圏域自立支援協議会 居住サポート部会長(香川県)がお見えになったことを契機に、活動しているサポーターさんとの意見交換会を実施しました。今の取り組みとか、スキルアッププランに関わる意味や目的、個々の思いなど、熱く語らった一時間あまりでした。このプランのプランとしての目的や意図するところはたくさんあります。でも、サポーターさんの言葉として、このプランの目的を「食べることや創ることそのものの楽しみ」、「ワイワイできる仲間づくりの場の保証」、「経済的なメリットへの波及」として確認していただけたことは大きな収穫でしたし、異口同音に「自らが楽しいから参加している」と言っていただき、ホッと一安心。質問の中にも、「ここではみんなが楽しそうに調理をされているようですが、グループホーム入居中の方々がなかなか自らが料理をしようとしないんですが・・」と意見を求められ、即、サポーターさんが「お一人お一人に次(単身生活への移行)が見えてるんでしょうか?」「そこを想定した個々のプランが提示されてるんですか?」と切り替えされる姿にこのプランを開始してよかったなぁ・・と感激ひとしおでした。
要はやりくり力・きりもり力へのコミットであり、そこをどうサポートできるかが「暮らし創り」を大きく左右すると考えています。Aさんはおかずは缶詰だったりしますが味噌汁とご飯は炊けるようになりました、Bさんは事前にお渡ししていたメニュー表をもとに既に何度か卵チャーハンを作っておられ、この日は復習の場でした、エンゲル係数はずっと漸減傾向です。Cさんはお好み焼きの生地の固さを覚えようと目も手つきも真剣でした・・・。
11回、されど11回、みんなにとって楽しく、美味しく、そして家計にも優しいプランを目指していきたいと思います。
21日(土)に、11回目の生活力スキルアッププランを開催しました。
Aさんは最近、センターの支援で転居し、新しい台所での調理にちょっと意欲的。スキルアッププランにも興味はあるのですが、公共交通機関の利用にはちょっと自信がありません。そこで、訪問看護のスタッフとデイケアで仲のいい友人と三人での特別参加。いつものメンバーに加え、午後には香川県からの視察の方との交流のためもあり、サポーターさん4名に新規のお父さんサポーターも加わり・・15名はこれまでの最大数。時にはたまねぎで涙を流しながらも焼き飯とコンソメスープの具材を手際よく切り分け、卵をいれることでのパラパラ感に感激し、スープの味見に一喜一憂し、・・今回は、同じ材料でのアレンジとしてお好み焼きのデモンストレーションもあり、・・にぎやかな二時間あまりでした。ちょっとした一工夫でまるでお店の味になるお好み焼き。そこにはサポーターさんの経験上の知恵も満載で、みんなで「料理ってやっぱりそのひと手間が大事なんだ」と実感した時間でもありました。超満腹メニューでした。
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先日、初めて、MRIなるものを体験した。
一応、これでも医療職のはしくれではあるが、直接の現場から離れて久しい。それでもMRIの構造くらいは少しは知っている、でも詳しくは知らないしリアルではない。「ネックレス、指輪、ベルトなど全ての金属類ははずしてください」、「着替えてください」・・までは想定内。続いて、簡単な概要説明があり、ベッドに寝て、柔らかくヘッドギア状に固定され、トンネル状の中に入って寝ること数分、とにかく大きな音がするらしいことは認識。最初からガタンゴトンと音はする、大きな音がするとはどれくらいのものだろう?。途中で不定期に音が止まると、はてもう10分たったのかと自分の時間感覚に不安がはしる。つばを飲み込んでものどが動くのでなるべく動かさないでくださいという言葉を意識するとちとオーバーだがどうしたものかと窒息しそうな不安にかられる。金属は全部はずしたつもりだがもしあったらどうなるのだろう?、ここで停電したらどうなるのだろう?・・と自分で不安を駆り立てる。
思えば、プチ パニック、プチ 妄想状態である。たかが10分、されど10分。この検査の間に検査者から発せられる言葉はない。なんと人の声の懐かしいことか。

以前、統合失調症をもつ女性が、「・・診察でもずっと黙ってたけど、私には何年も石原裕次郎の声が聞こえていたの。親しい友達もいなくて寂しくて、裕次郎の声だけが楽しみだった。いい声なのよぉ。でも、本当のことを先生に言ったら聞こえなくされてしまうんじゃないかと思って黙ってたのよね。でも、生身の人間の声のほうがやっぱり暖かいね。・・」と言っていた言葉を思い出した。

250733fcjpeg外は、彼女の好きだったあじさいの薄紫色が目に優しい季節である。

20数年ぶりにあるお父さんと再会しました。
まだ、私が就職して間がない頃ご相談をいただき、当時、ご本人は10代。早いものでもうご本人も40歳とか・・
将来の息子さんの一人暮らしを考えられていて、久々の再会・・とあいなったわけです。
これまでも、病院をはじめいろんな相談機関や家族会・・と、様々なところへいかれたようですが、なかなか思うような関係は築けてこれなかったようです。
息子さんの相談は相談として、ちょっと目先を変えて、センターの地域生活支援サポーターの活動へお誘いしてみました。そして、何度かのやりとりの中で届いた、お父さんからのメールです。とにかくいつも真面目なのです。

「・・今まで息子の事ばかり考えて活動してきましたが、今からは、難しいことは何もわかりませんけど素直な気持ちで障害者の方々の気持ちや心が理解でき、心の交流が出来て悩みや喜びが共有出来ればと思っています。とにかく皆さんの邪魔にならぬように自然体でいきたいと思いますので宜しくお願いします・・」

自然体に、できることころでできることを・・、まずは、21日(土)の生活力スキルアッププランでともに美味しいものを食べることからのスタートです。地域のおじさん力として期待しているところです。efd1fc4cjpeg





元樹さんの作品 「地球」です。
もうすぐ、センターに展示します。是非、見に来てください。
近々、職場でも展示会を開催する予定とか・・。
「自分の作品がジワーッと巷に拡がっていくといいなぁ・・」と語る彼です。





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