北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先日、節目の誕生日を迎え、仲間たちに祝ってもらいました。美味しい料理と酒、たわいないおしゃべり、屈託のない笑い・・そして最後のケーキの出現はサプライズでしたが・・。最後の卵かけご飯で満腹だったはずなのに・・みんな、やはり別バラを持つのか、ぺろりと笑顔でたいらげていました・・。
ここ数年、毎年忘れずバースデイコールをくれる友人がいます。彼女は私より数ヶ月お姉さん。「お互いに長生きしようね、・・」という言葉に去年までにはない、真実味が加わったような気がします。ちょっと、複雑な気分です。
確かに、ある意味の折り返し地点。先日、福岡で講演したときに、経歴の中に「・・保健所で精神衛生相談員を・・」と紹介され、改めてこの言葉を知っている人はどれくらいいるだろう、と会場を見回したことを思い出します。
昨日も友人と話していて、「・・ずっと仕事してきて、昔と比べてよくなった、ここが変わったと思えることがあるか?」と問われ、「ある。」と即答しました。それは、今物件を調整している中で、精神障害のある方についても快く相談を受けてくださる不動産屋さんの姿が思い浮かんだからです。ある入院中の女性が退院を契機に親元を離れての一人暮らしを目指しての家探しを手伝っています。その中で不動産屋さん、管理会社の方、家賃保障事業者の方と何度かお話もしました。障害の程度とか、退院後の治療プランについてとか、今後の経済基盤のこととか・・。懸念されることはたくさんあるでしょう。でも、「大丈夫そうですね。」と無事に契約となり、新しい第一歩が始められそうです。
20年前に、物件の相談を不動産屋さんにすると、第一声で「精神科の人はねぇ・・」と断られるのがおちでした。それをあれこれと言葉を足しては、時には話術で言いくるめ納得してもらうまでの長いトンネル・・苦労していた日々が遠い昔のようです。
でも、まだまだハードルの高さを感じる瞬間はあります。今は、私たちが間にたって調整することが多いかもしれませんが、あと数年後?には窓口での直接のやりとりは日常で、ユーザー優位の交渉風景になっていることを願っています。

ここ数年、毎年忘れずバースデイコールをくれる友人がいます。彼女は私より数ヶ月お姉さん。「お互いに長生きしようね、・・」という言葉に去年までにはない、真実味が加わったような気がします。ちょっと、複雑な気分です。
確かに、ある意味の折り返し地点。先日、福岡で講演したときに、経歴の中に「・・保健所で精神衛生相談員を・・」と紹介され、改めてこの言葉を知っている人はどれくらいいるだろう、と会場を見回したことを思い出します。
昨日も友人と話していて、「・・ずっと仕事してきて、昔と比べてよくなった、ここが変わったと思えることがあるか?」と問われ、「ある。」と即答しました。それは、今物件を調整している中で、精神障害のある方についても快く相談を受けてくださる不動産屋さんの姿が思い浮かんだからです。ある入院中の女性が退院を契機に親元を離れての一人暮らしを目指しての家探しを手伝っています。その中で不動産屋さん、管理会社の方、家賃保障事業者の方と何度かお話もしました。障害の程度とか、退院後の治療プランについてとか、今後の経済基盤のこととか・・。懸念されることはたくさんあるでしょう。でも、「大丈夫そうですね。」と無事に契約となり、新しい第一歩が始められそうです。
20年前に、物件の相談を不動産屋さんにすると、第一声で「精神科の人はねぇ・・」と断られるのがおちでした。それをあれこれと言葉を足しては、時には話術で言いくるめ納得してもらうまでの長いトンネル・・苦労していた日々が遠い昔のようです。
でも、まだまだハードルの高さを感じる瞬間はあります。今は、私たちが間にたって調整することが多いかもしれませんが、あと数年後?には窓口での直接のやりとりは日常で、ユーザー優位の交渉風景になっていることを願っています。
PR
「こんにちは。お世話になっております。
職場のカレンダーをめくったら、Mさんが風船バレーをしている姿が目に飛び込んできました。土曜日に会った時、近況報告をたくさんたくさん聞かせてくれました。ひとつずつクリアして生活を楽しんでいる様子が伺えました。Nさんも前向きで私もがんばらなくっちゃと思いました。
参加させていただき感謝です。」
先週の生活力スキルアッププランに久しぶりに参加された、地域生活支援サポーターさんからのメールです。彼女のサポーターデビューは、Mさんの引越しのお手伝いでした。以降も、母の目線で、若い女性の一人暮らしをずっと見つめてくれています。継続的にお付き合いする中で、Mさんの「成長」と「がんばり」、そして「たくましさ」を一番地域で身近に実感してくれているのは彼女でしょう。
私たちは、このメールに元気をもらいました。
サポーターさんのお一人は、みんなと付き合うことで元気の交換ができることが私の喜びです、と語ってくれます。
あなたも、元気の交換してみられませんか??
職場のカレンダーをめくったら、Mさんが風船バレーをしている姿が目に飛び込んできました。土曜日に会った時、近況報告をたくさんたくさん聞かせてくれました。ひとつずつクリアして生活を楽しんでいる様子が伺えました。Nさんも前向きで私もがんばらなくっちゃと思いました。
参加させていただき感謝です。」
先週の生活力スキルアッププランに久しぶりに参加された、地域生活支援サポーターさんからのメールです。彼女のサポーターデビューは、Mさんの引越しのお手伝いでした。以降も、母の目線で、若い女性の一人暮らしをずっと見つめてくれています。継続的にお付き合いする中で、Mさんの「成長」と「がんばり」、そして「たくましさ」を一番地域で身近に実感してくれているのは彼女でしょう。
私たちは、このメールに元気をもらいました。
サポーターさんのお一人は、みんなと付き合うことで元気の交換ができることが私の喜びです、と語ってくれます。
あなたも、元気の交換してみられませんか??
月曜日に、相談支援従事者養成研修のファシリテーター合同研修会がクローバープラザ(春日市)で行われ、7階で開催されていた、「水平社宣言からのメッセージ」を覘いてきました。
入り口には、村祭りの太鼓がおかれ、遠くない草むらにひそむ幼い兄妹。「祭りに行きたい」とせがむ妹に、「俺たちはあそこには行けないんだよ」と諭す兄・・、せつないナレーションから始まります。
昔読んだ、住井すゑ氏の「橋のない川」の光景がよぎります。本当は、橋がないのは川にじゃなくて、町に、そして人になんだよ、と先輩が教えてくれました。
地元北九州の圧政も含め、差別を作ってきた歴史が淡々とかかれ、・・水平社活動へと結集していきます。今も鮮やかな決起大会のポスターの赤が印象的でした。
精神科領域の歴史の中では、江戸時代には、病になった人たちを託す、「溜まりあづけ」という制度もありました。排除されながらも受け入れる、そんな度量の深い豊かさをその赤色に見る気がしました・・。
情報提供欄にリーフレットを入れております。ご確認ください。
入り口には、村祭りの太鼓がおかれ、遠くない草むらにひそむ幼い兄妹。「祭りに行きたい」とせがむ妹に、「俺たちはあそこには行けないんだよ」と諭す兄・・、せつないナレーションから始まります。
昔読んだ、住井すゑ氏の「橋のない川」の光景がよぎります。本当は、橋がないのは川にじゃなくて、町に、そして人になんだよ、と先輩が教えてくれました。
地元北九州の圧政も含め、差別を作ってきた歴史が淡々とかかれ、・・水平社活動へと結集していきます。今も鮮やかな決起大会のポスターの赤が印象的でした。
精神科領域の歴史の中では、江戸時代には、病になった人たちを託す、「溜まりあづけ」という制度もありました。排除されながらも受け入れる、そんな度量の深い豊かさをその赤色に見る気がしました・・。
情報提供欄にリーフレットを入れております。ご確認ください。
盆前の8月8日 ホテル日航福岡で開催された、第1回 福岡精神科臨床フォーラムで「北九州障害者居住サポートセンターの取り組みについて」と題して、現状報告をさせていただきました。
この会は、「精神科臨床における様々な活動を講演会などにより情報交換することによって、統合失調症をはじめ様々な精神障害者の社会復帰を目指すことを目的」とし、医師、薬剤師、看護師、コメディカルスタッフなど福岡県下にて精神科医療に携わる全ての精神科医療関係者」を対象として、この6月に新しく開始されたものです。その第1回目は新しい事業である居住サポート事業の紹介と、『ACT(包括型地域生活支援プログラム)の可能性について』と題しての、国立精神・神経センター 社会復帰相談部 伊藤 順一郎部長の特別講演でした。あいにく、夕方から降り出した雨に加え雷鳴さえとどろく悪天候にもかかわらず、参加者は263名と会場は熱気あふれるものでした。
久々に、「医療」の中に身をおいた感のある数時間でした。
※ちなみに、この会の事務局は、八幡厚生病院にあり、次回の開催は来年の4月くらいを予定しているそうです。

小倉の町の夕暮れ。暑い、暑い・・といいながら、もう空は秋の気配・・
この会は、「精神科臨床における様々な活動を講演会などにより情報交換することによって、統合失調症をはじめ様々な精神障害者の社会復帰を目指すことを目的」とし、医師、薬剤師、看護師、コメディカルスタッフなど福岡県下にて精神科医療に携わる全ての精神科医療関係者」を対象として、この6月に新しく開始されたものです。その第1回目は新しい事業である居住サポート事業の紹介と、『ACT(包括型地域生活支援プログラム)の可能性について』と題しての、国立精神・神経センター 社会復帰相談部 伊藤 順一郎部長の特別講演でした。あいにく、夕方から降り出した雨に加え雷鳴さえとどろく悪天候にもかかわらず、参加者は263名と会場は熱気あふれるものでした。
久々に、「医療」の中に身をおいた感のある数時間でした。
※ちなみに、この会の事務局は、八幡厚生病院にあり、次回の開催は来年の4月くらいを予定しているそうです。
小倉の町の夕暮れ。暑い、暑い・・といいながら、もう空は秋の気配・・