
平成19年度九州ブロック 家族会精神保健福祉促進研修会が、先週末、「一人じゃないよ!~共に暮らそう地域の中で~」をテーマに北九州市にて開催されました。二日目に、川崎理事長の講演に続いて、四つの分科会が開かれ、「地域における生活支援ネットワークづくり」のグループに助言者として参加させていただきました。司会は通所施設の施設長(福岡県)、メンバーは、通所施設の施設長(大分県)、家族会の副会長さん(長崎県)、そして通所施設の施設長代行を勤める当事者(福岡県)という三人の方々の発表を軸に進めさせていただきました。キーワードは、個別性、住まい、地域自立支援協議会、ボランティア、社会福祉協議会、退院促進事業、仲間、当事者・・、均一化されたなぁ・・というのが実感。でもなんと言ってもこれからの核は当事者の力。「当事者は支援を受ける側だけの存在ではない。僕ら、当事者の力を信じてくださいよ。」、という和田さんの直球に「お尻を叩かれた」(司会者の方の表現)思いの方も多かったことでしょう。退院後の服薬管理についての課題、ピアカウンセリングやピアサポートボランティアの運用、スマイルサポート事業・・参加者も含めて当事者の方に答えていただきました。個別支援の中で創られていくネットワーク、その過程そのものが住まう地域への啓発活動の根幹であろうし、その真ん中にいる当事者の元気さこそがネットワークを確かなものにしていくのだろうなぁ・・と考えながらの一時間半でした。(写真は、全体会場での分科会報告会の風景)
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