各区保護課の臨床心理士さんたちの研修に行かせていただきました。

22日(月)の午後、ウェルとばたで行われた研修で、当センターの事業について紹介させていただきました。臨床心理士さんたちの社会資源についての理解を深めるための研修の一環でした。
各区によって内容に差異はあるようですが、保護課の最前線で、新規相談の方々や、精神科の治療中断や未受診の方々、アルコールや薬物の依存の方々の処遇、引きこもりの方々や発達障害の方々への支援・・はては認知症・・と広範囲に専門性を要求されているようです。
そもそも市内での孤独死問題を契機に、「相談の場面で心理的な介入ができていたら・・」という視点からの心理職という専門職の配置です。訪問等、アウトリーチにも積極的に行かれているようで頼もしい限りです。
いままで、なかなか手の届かなかった隙間に少しでも手が届くといいなぁと思います。

やっぱり夏はカレーライス

今回の生活力スキルアッププランのメニューはカレーライスと野菜サラダ。
初めての方もお二人。一人はつい最近、福祉ホームからアパート生活へ移行したばかりの男性。
もう一人は、今精神科病院に入院中で、親元から離れてのアパートでの一人暮らしに取り組もうとしている男性。今回は、マンツーマンでのシフト。じゃがいもの皮むきに格闘しつつ、ひとつひとつを丁寧に切り、ニンジンを乱切りし、肉はヘルシーな鶏肉。玉ねぎを炒める際には涙と格闘しつつ・・。
とにかく、ピーラーは優れものだなぁ・・とつくづく実感させられました。
２人分づつのカレーを水分もしっかりはかってちょっとぐつぐつ・・それぞれに思わずニンマリの味だったようです。
「ちょっと大人の味でした・・」、「アパートにはまだ調味料もないし、味付けがわからないので一人ではまだ料理を作るまでにはいかないかなぁ。でも初めてのカレーはおいしくできてちょっと興味がでてきました。」、「昔、ボーイスカウトで作っていたときのことを思い出しました。久々の料理だったけどうまくできて満足です。」、「(今、短期入院中で久々の外出だけど)、次も参加したいで～す（＾－＾）・・」、・・背景も思いも抱える課題も様々。
でも、それを飲みこんで、ちょっと幸せにしてくれる、カレーライスって辛いけど、優しい料理だと思います・・

漁夫の利

今、退院前の調整をおつきあいしているBさんは、マッサージ業を長年営んでこられました。
今回、入院が７か月近くにも及び、一番の心配はこれまでどおりお客さんの希望にそった施術ができるかしら?、今の腕でお金を頂けるような仕事になるかしら?、また以前来て下さっていたお客さんに以前のように来てもらえるかしら?・・退院直前で不安は高まるばかりです。
でも、懇意のお客さんをモデルに一仕事・・、「大丈夫、体は忘れてないよ!!」「気持ち良かったよ」と激励の言葉を受けまずは一安心。
私も、ちゃっかり、２人目のモデルで肩こりをいやしていただきました。
それまで、慣れない環境にどこかぎこちなかったご本人が「先生」へと大変身。
さすがです・・
この腕ひとつで食べてきたんですよね・・とそこには自信もきらり。

「待ってましたよ、いつから仕事再開しますか?」と電話の先の常連さんの言葉にも後押しされ、モデルへ向かう姿勢も真剣そのもの。
そして、翌日の朝の電話では、開口一番、「体は痛くないですか?大丈夫でしたか?」と私の体を気遣ってくださる先生でした。

私も先生とこのお客さんになろうかなぁ・・（＾－＾）






　サマースノーという夏の薔薇と紫陽花
　季節は初夏
　
　先生は汗だくでした・・

こんなに一間に入るかなぁ・・

只今、家財道具を整理中ですが、さすがに何十年分の量はさすがのものがあります。
しかも、ひとつあれば必ず同種のものが、三つ、四つ・・・もしくは、何十個というツワモノまで・・
みれば、あれもいるかな、これも・・
「捨てる」とはとにかく勇気のいることです・・
結局、あれもこれもそれも・・と積もり積もってまたそこには新しい家財道具の山。
昔ながらの日本家屋には収納箇所がたくさんあるものだと改めて実感・・、今の新しいタイプのワンルームマンションの収納スペースの狭さと比較して圧巻です。

入居可能日は、21日の予定です。
あとひと頑張り・・、いやいや、ふた頑張りかなぁ・・

望む形は様々

この6月1日に、今精神科病院に入院中のYさんが、退院に伴っての新居の契約を行いました。
この一か月くらいをかけて、家の整備や、外泊を行いながらアパート暮らしへ移行していく予定です。
彼の当初の希望は、「今まで買い物をしなれている○○スーパー周辺がいい、2Kくらいで畳の部屋が良い、一階がいい、風呂・トイレはユニットでもかまわないがエアコンがほしい、静かなところがいい」、今までが永く長屋式の平屋に住んでおり、他のイメージはあまりつかない様子でした。
周辺で何件かの不動産屋さんに相談。でも、出て来る答えはいずこも一緒で、「今、昔ながらの物件はマンションタイプに建て替わっていてないですよ」、「あっても、古いですよ」、・・、何件か掘り出し物はあってもすぐに決まってしまいなかなか見つかりませんでした。
苦肉の策で、新しいタイプのマンションタイプを見てもらったところ、「ここがいいです。」、上・中・下の評価のこれまでは中、だったのがそこでは「上。」と即決。
そこはフローリングのワンルーム、ロフト付き。
へぇ・・・、ここでもよかったんだぁ・・と目からうろこ状態でした。
確かに、見たこともない作りでイメージすらわかなかったロフト付き。これも経験を積むことだと痛感。
ロフトって何??という世界でしたが、彼がどう使いこなしていくかはこうご期待!!です。