北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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先週は、三人の方々についての、個別支援会議を開催しました。
月曜日は、精神科病院からの退院に際して一人でのアパート生活へ移行したい、と希望している50歳のAさん。若いころには一人暮らしや結婚生活で親元を離れたことはありますが、ここしばらくはずっと親元の同居で、家族への暴力をきっかけに施設も経験し、退院に際しても家には帰れないため、しばらくぶりの一人暮らしへのチャレンジです。一年以上の入院生活で体もなまったのか、久々の外出の駅の階段の昇降に草々に根をあげていましたが・・・。ご本人も交え、家さがしや家財道具の調整など、一緒に動く中での体力アップ、スリムアップ作戦開始です。
Mさんは、市営住宅で一人暮らしを始めて3年目。今回は本人がいうところの一年に一回の「反省会」の会議です。今回は、お兄さんにも入っていただき、「家財道具も充実して、冷蔵庫の中とか見てたら、はるかに俺よりいいもの食っとるなぁ・・と思います。」としっかり地に足のついた生活ぶりにほっとしたご様子でした。彼女の満足度は、まだまだ・・と思っている向上心の表れでそんなに高くはありませんが、少しでもアップできるようにみんなで計画を練りなおしたところです。それでも今年は昨年より、3%アップ、この数字は大きいです。
Bさんは、精神科の病院に入院して1年5か月。一日も早く退院してアパートで一人暮らしをしたい、アパートを探してほしい、と強く希望されますが、前回の退院後全くの医療中断で今回の入院になっており、関係者ではなかなか医療の継続、障害受容のところの不安感が拭えません。みんなで知恵を一絞り・・。入院中からの服薬の自己管理の実施、「次」を想定しての期間限定での施設利用、関係づくりのための関係機関からのアプローチ、・・など支援は今から始まるところです。
参加の調整をするだけで時間もかかりますが、いろんな視点の中にプランが充実していくのも実感です。
でも、全数に対して、個別支援会議(関係者協議も含めて)が設定できているわけではありません。
できればいいなぁ、したほうがいいなぁ・・と思いはしますが・・、バタバタの日常では悲しいかな、こまやかにいけません・・もどかしいところです・・

ベランダのキュウリ
ちょっと、大きくなりました・・
月曜日は、精神科病院からの退院に際して一人でのアパート生活へ移行したい、と希望している50歳のAさん。若いころには一人暮らしや結婚生活で親元を離れたことはありますが、ここしばらくはずっと親元の同居で、家族への暴力をきっかけに施設も経験し、退院に際しても家には帰れないため、しばらくぶりの一人暮らしへのチャレンジです。一年以上の入院生活で体もなまったのか、久々の外出の駅の階段の昇降に草々に根をあげていましたが・・・。ご本人も交え、家さがしや家財道具の調整など、一緒に動く中での体力アップ、スリムアップ作戦開始です。
Mさんは、市営住宅で一人暮らしを始めて3年目。今回は本人がいうところの一年に一回の「反省会」の会議です。今回は、お兄さんにも入っていただき、「家財道具も充実して、冷蔵庫の中とか見てたら、はるかに俺よりいいもの食っとるなぁ・・と思います。」としっかり地に足のついた生活ぶりにほっとしたご様子でした。彼女の満足度は、まだまだ・・と思っている向上心の表れでそんなに高くはありませんが、少しでもアップできるようにみんなで計画を練りなおしたところです。それでも今年は昨年より、3%アップ、この数字は大きいです。
Bさんは、精神科の病院に入院して1年5か月。一日も早く退院してアパートで一人暮らしをしたい、アパートを探してほしい、と強く希望されますが、前回の退院後全くの医療中断で今回の入院になっており、関係者ではなかなか医療の継続、障害受容のところの不安感が拭えません。みんなで知恵を一絞り・・。入院中からの服薬の自己管理の実施、「次」を想定しての期間限定での施設利用、関係づくりのための関係機関からのアプローチ、・・など支援は今から始まるところです。
参加の調整をするだけで時間もかかりますが、いろんな視点の中にプランが充実していくのも実感です。
でも、全数に対して、個別支援会議(関係者協議も含めて)が設定できているわけではありません。
できればいいなぁ、したほうがいいなぁ・・と思いはしますが・・、バタバタの日常では悲しいかな、こまやかにいけません・・もどかしいところです・・
ベランダのキュウリ
ちょっと、大きくなりました・・
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今回の生活力スキルアッププランでは、中華料理風に初挑戦。
酢豚とか、麻婆豆腐、八宝菜・・など作りたいメニューに時々はあがるのですが、なかなか工程も複雑で二の足を踏んでいたところもあるのですが、今回は「酢豚風」(正確には、豚肉と野菜の甘酢炒めといえばいいかな・・)にチャレンジ。課題は、酢、砂糖、醤油、でつくる調味料の配合比率を間違えないこと。みんなで真剣に、1:1:0.5と正確に測りながらこれをベースに「ちょっと甘いかも・・」なんて言いあいながらのひととき。でも、予想外に簡単で、その美味しい味にみんなで感激。これなら作ってもいいかな・・とちょっとやる気もちらり。併せて、とき卵も加えた具たくさんの鶏がらスープに肉みそキュウリ。
今回は、16名とメンバーも多くて、ちょっと窮屈なくらいの食卓でしたが、肉の種類を変えたり、魚に変えたり、またトマトケチャップをちょっと加えたり・・とアレンジもききそうな夏メニューでした。

やっとなりたての小さな、小さなベランダのキュウリ
いつごろ、食べられるでしょうか・・

酢豚とか、麻婆豆腐、八宝菜・・など作りたいメニューに時々はあがるのですが、なかなか工程も複雑で二の足を踏んでいたところもあるのですが、今回は「酢豚風」(正確には、豚肉と野菜の甘酢炒めといえばいいかな・・)にチャレンジ。課題は、酢、砂糖、醤油、でつくる調味料の配合比率を間違えないこと。みんなで真剣に、1:1:0.5と正確に測りながらこれをベースに「ちょっと甘いかも・・」なんて言いあいながらのひととき。でも、予想外に簡単で、その美味しい味にみんなで感激。これなら作ってもいいかな・・とちょっとやる気もちらり。併せて、とき卵も加えた具たくさんの鶏がらスープに肉みそキュウリ。
今回は、16名とメンバーも多くて、ちょっと窮屈なくらいの食卓でしたが、肉の種類を変えたり、魚に変えたり、またトマトケチャップをちょっと加えたり・・とアレンジもききそうな夏メニューでした。
やっとなりたての小さな、小さなベランダのキュウリ
いつごろ、食べられるでしょうか・・
今日、久々に昨年の2月に転居し、市営住宅で独り暮らしを続けている、視覚障害を持つ78歳の男性のお宅へお寄りしてきました。ちょうど、マイケルジャクソンの追悼特集のラジオ番組を視聴中。一番好きなグループは、ABBAと言っていた言葉が思い出されます。「所長さんのちょうど青春時代くらいですかね・・」と一言。どんぴしゃり、・・。特に女性の年齢に関する記憶はことのほか達者で、市営住宅の手続きでお世話になっている女性は吉永小百合さんと同い年といってたから64歳かな・・てな具合。
今のいいなぁと思うアーティストは、コブクロ、ZARD、プリプリ(プリンセスプリンセス)くらいかな・・、若い人の曲はヒップホップとかいっても何を言っているかもよくわかんないし・・
でも、その若い感性には脱帽です。
ほとんど目は見えませんが、周囲は白杖なしですたすた、庭みたいになりましたよ。ちょっと遠くとか、知らない場所とかに行く時だけは周囲へのアピールも含めて白杖は持ちますけどね・・・、とニンマリ。
すごいなぁ・・と思います。
転居して、半月たったBさんもどうにか落ち着いてこられました。昨日から、マッサージ業も再開され、「黙っておらんくなったら困るよ。しっかり言ってから行ってよ」、と常連さんに言われたとか・・。昨日はお二人に4時間ふっとおしだったのでさすがに肩が凝りましたよ・・という笑顔は自信に満ちておられました。
ある作業療法士は、もともと引きこもりだけど、もし目が見えなくなったら、一歩も部屋から出ない(出れない)と思う・・と笑いますが、私もそれに近いかも。
皆さんから、お会いするたびにエネルギーをいただける気がします。もらってももらってもそのエネルギーは枯渇しない気がするから不思議です・・
今のいいなぁと思うアーティストは、コブクロ、ZARD、プリプリ(プリンセスプリンセス)くらいかな・・、若い人の曲はヒップホップとかいっても何を言っているかもよくわかんないし・・
でも、その若い感性には脱帽です。
ほとんど目は見えませんが、周囲は白杖なしですたすた、庭みたいになりましたよ。ちょっと遠くとか、知らない場所とかに行く時だけは周囲へのアピールも含めて白杖は持ちますけどね・・・、とニンマリ。
すごいなぁ・・と思います。
転居して、半月たったBさんもどうにか落ち着いてこられました。昨日から、マッサージ業も再開され、「黙っておらんくなったら困るよ。しっかり言ってから行ってよ」、と常連さんに言われたとか・・。昨日はお二人に4時間ふっとおしだったのでさすがに肩が凝りましたよ・・という笑顔は自信に満ちておられました。
ある作業療法士は、もともと引きこもりだけど、もし目が見えなくなったら、一歩も部屋から出ない(出れない)と思う・・と笑いますが、私もそれに近いかも。
皆さんから、お会いするたびにエネルギーをいただける気がします。もらってももらってもそのエネルギーは枯渇しない気がするから不思議です・・
昨日、転居したAさんのお宅に会議の帰りに、ちょっと立ち寄り訪問。
感想をお聞きすると、「いいところよぉ・・」が第一声。「でも、また転居しようかしら?」なんていたずらっこのように笑います。支援者としてはまずはほっと一安心。
でも次の言葉は「・・でも、寂しいねぇ・・」
その中には、いろんな意味がこめられていました。
音が静かなこと。一昨日までのお宅は、大通りから一本入るとはいえ、大型の車やバイクがびゅんびゅん通る場所。とても危険ではあったけど、音がいつも聞こえていた場所。そしてお隣さん宅には犬がいっぱいいて、犬や猫の鳴き声がしょっちゅう。ここではそんな聞きなれた生活音が聞こえないんです。
ちょっと出れば知り合いにあっていたけど、ここでは誰も知らない、話す人もいない。
そして、一人では出るに出られない。今まではなれた感覚でいろんなところへ自由に行っていたんです。今日、歩行訓練士と住宅の中だけは一緒に歩いて見たけど雨で外にはでれなかったんです・・
まだ、引っ越してからおひさまを一度も見ていないのよ・・
でも、昨日から今日にかけて、自身で片付けられた部屋は、すでに昨日のお仕着せの感覚とは違うものでした。「今はちょっとでも見える(感じられる)から動けるけど、全く見えなくなったら、私は何もできなくなりますよ。」と本人は口にしますが、たとえ視力ゼロになっても今のバイタリティーは健在のような気がします。
今の「寂しさ」が過去のものになるのもそう遠くないことでしょう。
感想をお聞きすると、「いいところよぉ・・」が第一声。「でも、また転居しようかしら?」なんていたずらっこのように笑います。支援者としてはまずはほっと一安心。
でも次の言葉は「・・でも、寂しいねぇ・・」
その中には、いろんな意味がこめられていました。
音が静かなこと。一昨日までのお宅は、大通りから一本入るとはいえ、大型の車やバイクがびゅんびゅん通る場所。とても危険ではあったけど、音がいつも聞こえていた場所。そしてお隣さん宅には犬がいっぱいいて、犬や猫の鳴き声がしょっちゅう。ここではそんな聞きなれた生活音が聞こえないんです。
ちょっと出れば知り合いにあっていたけど、ここでは誰も知らない、話す人もいない。
そして、一人では出るに出られない。今まではなれた感覚でいろんなところへ自由に行っていたんです。今日、歩行訓練士と住宅の中だけは一緒に歩いて見たけど雨で外にはでれなかったんです・・
まだ、引っ越してからおひさまを一度も見ていないのよ・・
でも、昨日から今日にかけて、自身で片付けられた部屋は、すでに昨日のお仕着せの感覚とは違うものでした。「今はちょっとでも見える(感じられる)から動けるけど、全く見えなくなったら、私は何もできなくなりますよ。」と本人は口にしますが、たとえ視力ゼロになっても今のバイタリティーは健在のような気がします。
今の「寂しさ」が過去のものになるのもそう遠くないことでしょう。
昨日、雨にも関わらずAさんの転居が無事に終わりました。朝から夕方までほぼ一日がかりの一大イベントでした。センタースタッフ、引っ越しの業者さんはもとより、妹さん、包括支援センターのケアマネージャーさん、センターのサポーターさんたち(5)、作業療法学科の学生さんたち(5)、そして新居には歩行訓練士、介護サービスに関わっていただく事業者さん(2)・・と多くの方々のご協力をいただき、どうにか、ちょっとすっきりした生活スペースを確保してお別れしたのが19:00くらいでした。
「今までに運んだ分だけですでに2人世帯分の家財道具はありますよ」・・と移動の中間で引っ越し業者さんがつぶやかれたのがとても印象的でした。まだまだあるなぁ・・、とにかく部屋にはいるかなぁ・・、荷ほどきまでして寝る場所とか今日中に確保できるかなぁ・・いろんな次の言葉が含まれているようでした。
先乗りでご本人は新居に行かれ、そこでの第一声は「新しいところにこれてよかったぁ・・」だったそうです。
別れ際の、「ありがとうごさいました、お世話になりました、」と深々と頭を下げられる姿にその日の疲れはふっとんだ感じでした。
これからは、初めて利用する介護保険や障害福祉のサービスを利用しながら新しい生活を組み立てて行かれます。でも自立心の強い彼女、歩行訓練士の初回面談の際にも、「あまり長いおつきあいにはならないと思いますけど・・」と前置きをされたとか。その自立心を大切に、新しいところでの豊かな生活が続いていくことを祈ります。

写真は最後の追い込み風景
ご本人は荷物の影で総監督
PS 学生さんたち、お疲れ様でした。ありがとうございました<m(__)m>。大助かりでした。
おひとりは、一緒に協働できたことが素晴らしい経験だった、と表現されていましたが、いつか、何度も床磨いたなぁ・・、とか、畳拭いたなぁ・・、タンス重かったなぁ・・なんて、どこかの現場で思い出話ができるような再会を期待しています。でも、これにこりずに学生期間中には何度もお会いしましょうね・・、次回もよろしくお願いいたします♡
「今までに運んだ分だけですでに2人世帯分の家財道具はありますよ」・・と移動の中間で引っ越し業者さんがつぶやかれたのがとても印象的でした。まだまだあるなぁ・・、とにかく部屋にはいるかなぁ・・、荷ほどきまでして寝る場所とか今日中に確保できるかなぁ・・いろんな次の言葉が含まれているようでした。
先乗りでご本人は新居に行かれ、そこでの第一声は「新しいところにこれてよかったぁ・・」だったそうです。
別れ際の、「ありがとうごさいました、お世話になりました、」と深々と頭を下げられる姿にその日の疲れはふっとんだ感じでした。
これからは、初めて利用する介護保険や障害福祉のサービスを利用しながら新しい生活を組み立てて行かれます。でも自立心の強い彼女、歩行訓練士の初回面談の際にも、「あまり長いおつきあいにはならないと思いますけど・・」と前置きをされたとか。その自立心を大切に、新しいところでの豊かな生活が続いていくことを祈ります。
写真は最後の追い込み風景
ご本人は荷物の影で総監督
PS 学生さんたち、お疲れ様でした。ありがとうございました<m(__)m>。大助かりでした。
おひとりは、一緒に協働できたことが素晴らしい経験だった、と表現されていましたが、いつか、何度も床磨いたなぁ・・、とか、畳拭いたなぁ・・、タンス重かったなぁ・・なんて、どこかの現場で思い出話ができるような再会を期待しています。でも、これにこりずに学生期間中には何度もお会いしましょうね・・、次回もよろしくお願いいたします♡