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昨日(2/5)は、ちょっと異色かなとは思いつつ・・、広島へ「全国公的扶助研究会」(貧困問題ワーカー全国研修会 広島会場)へ行ってきました。大半が県内の現場の生活保護課のケースワーカーもしくは経験者。県外からも、遠くは鹿児島、長崎・・、でも全員が私以外は公務員。
単純に、「生活保護を生かしていくために」というタイトルにひかれて、改めて「生活保護(法)」について学ぼう(現代の貧困問題・生活保護の原理、原則、実施要領の見方、がこの日の研修カリキュラム)と思ったのが動機でした。
中で、カリキュラムとは別に、生活保護査察指導員という職種の存在を知り、果たして市内の保護課にはそんな職種の人はいるのだろうかと疑問を持ち、市内にも以前は何十年選手の「職人」みたいなケースワーカーがいましたが、今も他県ではその職人気質みたいな体質が面々と受け継がれているらしいこと・・ちょっと新鮮でした。
「現代の貧困問題」のなかで、現在は神戸女子大学の松崎教授のまとめのなかで、ケースワーカーを鼓舞し、専門職としての知識と技術の必要性、そしてそれを裏打ちしていく経験の重要性について語っておられましたが、彼の長い現場経験のなかで、「とけこんでこそ、地域」という言葉がとても印象的でした。保護課のケースワーカーという立場で、その街と、その街に住む人々と向き合ってこそ、見えてくる真実、そこから派生していく社会問題、そして根底にある縮図。
先週は、松山にいて、精神保健福祉ボランティアから出発して、その延長線上で、今はNPO法人の運営する就労継続支援B型事業所でサービス管理責任者をしている「おばちゃん」と出会い、改めて「おばちゃん力」のたくましさを再確認してきたところです。
私も、立派におばちゃんなのですが、そのおばちゃんの質は少々違う気がします。
共通項は、「地域」。そして、その耕し方、根底にあったのはそれなりに流れた時間。
いろんな関わりがあって、いろんな方策があるのが当たり前。
私たちもこの街で、地道に、この街を耕していきたいと思います。
道後温泉本館