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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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先日、ある相談者の男性が突然亡くなりました。
精神科病院に何度も入退院歴があり、最後の入院は平成12年からで総計21年間の入院生活があり、昨年、福祉ホームに出て、そこからの地域移行の相談で家探しを手伝っていた方です。なかなか物件も見つからないことに加えて、生活保護でもあり、親族の緊急連絡先も設定できず、家賃保証事業者の承認も一件では断れた経緯もあり、ちょっと気分はブルームード。
でも、新規に調整しなおし、無事に大家さんの了解も、承認通知も受け取り、「良かったですね。新しい生活が始まりますね。」の報告の向こうには満面の笑みがあるはずだったのに・・。その待ちに待った連絡をきかぬまま・・、突然に天国に召されていってしまいました・・

福祉ホームへ移行して一年あまり。
近所の魚屋さんやスーパーのおばちゃんたちとも仲良しになり・・、市場通いを楽しみにしていたNさん。
そこなら今の生活を変えずにやれるかな・・とその地域で暮らすことにこだわったNさん・・
一年間かけてこつこつと作り上げていた新しい人間関係、その関係が途絶えてしまったことが一番残念ですね・・とPSW。
ちょっと頑固でへんこそうだけど、・・電話の最後には必ず「ありがとう」を欠かさなかったNさん・・

Nさんが耕した地域を、次の人とともにもっと掘り起こしていきたいと思います・・

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療養病棟の皆さんを対象に行っている学習会の取り組みのひとつとして、今回は地域の小規模共同作業所へ行ってきました。
病院から、電車に乗り、そこから徒歩10分くらい。
着いた時には、皆さん、ちょっとお疲れモードにも見えましたが、簡単な説明と休憩のあとに一緒に作業を行い、ちょっと「働く」という、普段の病棟内ではない時間はとても新鮮な様子でした。
エンジンがかかったくらいの時間でお開きがきたような感じすらありましたが、「行ってよかった」、「楽しかった・・」、「体験利用してみてもいい」、「いろんなところに行ったし、働きもしたが作業所は初めてで、とても貴重な体験だった」、「最初はかなり緊張したけど、作業してちょっとほぐれた」・・、作業の手順も丁寧に教えていただき、「作業」というエッセンスが会話を生み、とてもいい感じの2時間あまりでした。
終わってみればあっと言う間の2時間でした。

次回は、地域で行われているグループへの参加も併せて区役所へお邪魔する予定です。
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ほぼ半年の入院を経て、3月3日の退院が決まったSさん。
みんなの支えのおかげでここまでこれたよ、久々に外泊でもどった施設での生活にも適応できそうでほっと安心したり・・、退院を目前に昨日のメールでは、「いろいろ考えるよ。佐藤さんから、勧められた時に、ひとり暮しすれば、よかったのかな~なんてね。まさか、手術とかは、考えてなかったよ。」・・
短くもあり、また永かったこの半年。
電動車いすの腕も上がったし、加えて歩行器を使ってでも「歩ける」ことはとても大きな力だと思うのです。

今からが、大切なとき。
また、一緒に、地域移行の階段への歩を進めていきたいと思ってます。
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先日の訪問の際、思いがけず、バレンタインチョコレートをいただきました。
14日の日曜日に手作りされたもので、しっかりラッピングまでしていただいて、その日のお菓子も併せて、スタッフの人数分、スティッチの箱ごといただいて帰りました。
最近は、恋の告白ではなく、特に女学生同士でお互いに交換し合うのが流行りだとか・・。
彼女も、今年は日曜日なので、翌日の義理チョコをどうしようかとかなり悩んだようですが・・・、結局漁夫の利を得たのは私たちセンタースタッフだったわけです・・

福祉ホームを出て、一人暮らしへ移行して一年あまり。
お正月にも、お節料理を手作りしたり、ご両親の遺影に飾られる花が春の花に変わったり・・
そんな季節の移ろいを楽しめるようになったのかなぁ・・なんて考えながら、チョコレートを味った、二日遅れのバレンタインでした。
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結婚して一カ月。
新しい支援プランの見直しのために、自宅でMさん(戸籍上はKさんに変わられましたが・・)の個別支援会議を開催しました。
やっと一か月、されど一カ月・・、短い中にも山あり、谷あり・・の一カ月だったようです。
結婚後も、障害福祉サービスを利用しながら生活を組み立てていきたい、妻(主婦)としての自立をサポートしてほしい・・が本人の希望。でも、毎日の通所と、家事、そして週末はアスリート(ふうせんバレーのメンバー)・・となかなか多忙で、息抜きの時間もなかなか持てないような毎日です。
平日に一回は、夫婦二人でやりくりする時間を持ちたいなぁ・・
でも家計のこととか考えると、外食ばかりではやっていけないし・・。
そこは、旦那様の出番。彼にも障害があるため、調理は得意ではありませんが、せめて主を彼がになってくれるだけでもずいぶん負担は変わります。ちょっと主夫してみます・・は心強い言葉でした。

金銭のやりくり、お互いの障害の違いの相互理解、加齢とも並行して種々起こってくる身体的課題や病気、体調管理、メンテナンス、・・課題は様々です。
一人で難しいことも、二人なら乗り越えやすいこともたくさんあるはず。
「永く、仲良くやってくださいな」、の返信メールは、「は~~~~~~~~~~~~~~~~い(*^_^*)。」でした。
私たちも、永~~~~い目で見守っていきたいと思っています。
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