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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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平成18年10月1日に事業を開始し、丸4年。
早や、5年目を歩き始めたところです。
たかが4年、されど4年・・

センター事業の転居者の第一号は、市外からの転入希望の男性でした。彼は、今鹿児島の地で暮らしています。彼との関わりの中で、本当に細やかに付き合ってくださる不動産屋さんと知り合い、北九州の地も捨てたもんじゃないなぁ・・、そしてこんな不動産屋さんがたくさん増えればセンター事業はいらなくなるだろうなぁ・・、いらなくなる日が来るといいなぁ・・というのがしょっぱなの感想でした。
そして、4年・・。
この10月1日は、過去最大の一日に5組の世帯が契約並びに異動した日でした。親子三世代の世帯の住み替え、精神科グループホームからの地域移行が二名、精神科病院からの退院に伴っての住み替え(近隣からのクレームによる立ち退き勧告)、妹さんとの世帯からの単身移行・・・その背景もさまざま。抱える障害もさまざまで、精神障害を持つ方 3名、身体障害をもつ方 1名、知的障害を持つ方 1名です。そのうち、4人は連帯保証人のいない方で、市が協定を締結している家賃保証事業者を利用されました。連帯保証人の課題は大きいなぁ・・とつくづく思うところです。親族との関係も疎遠で緊急連絡先すら設定できない方もおられ、1名についてはセンターが緊急連絡先となっています。

最近は、母子世帯や障害者同士の世帯、高齢者世帯の方の相談が増えたり、経済基盤がぜい弱なこともあり市が協定を締結している家賃保証事業者での不承認の案件があったり、結果として2社の市内でのシェアの課題もあり以外の家賃保証事業者を利用せざるをえない案件があったり、日中活動のないグループホーム利用者の地域移行にむけての相談、入院が長期化していてアルコールや覚せい剤などの問題があるが自助グループの利用など退院後のプランが準備されていない方、・・・
「住まい」の課題は生活課題のひとつでしかないはずなのに、「まずは家」、「家が決まればどうにかなる・・」、そんな風に考えている方々もそれなりにいて、「いやいや・・それだけでは動きませんよ」、と最近とみに口を酸っぱくして言っている気がします・・。ご本人側の準備性やある種の覚悟、生活力、経済ベースの設定や計画、一人での生活イメージ・・、こんなことに困りそうだな、こんなことが心配だな・・、一人ってどんな感じだろう・・不安を抱くこともあわせ、それも健康さのバロメーターだと思うのです。

果物の実りでいくと、「桃栗3年、柿8年」と言いますから、ちょうど真ん中。まだまだ幹の栄養を補給している途中くらいでしょうか。

課題と向き合いながら、歩いていきたいと思います。
5年目もよろしくおつきあいください。
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庭の秋明菊。この夏の暑さに花は咲かないのではないかと心配しましたが、しっかりとつぼみをつけていました。夏が終わったなぁ・・と思います。

野山には彼岸花の赤が目立ちます。
確実に秋へ・・。
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