北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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13年ぶりの北九州市での開催とか・・、九州精神保健学会の演題も213題と各県からの多様なテーマでの発表に、会場は多くの方々の熱気にみなぎっている感じでした。
全国に先駆けて北九州市がこの事業を手がけ、開始してちょうど一年。たくさんの課題の山に圧倒されそうな一年でもありました。実相談者数は167名(一般相談を除いた「住まい」の問題に特化した数は130名)で、内転居まで至った方の数は25名です。家を探せばいい、保証人提供事業を調整すればいい、という方もおられますが、多くは事前の調整とか整理の必要な方々でなかなか「転居する」までのハードルは高いのが実際です。この事業でまかなえる部分はほんの一部分であり、用意されていないサービスもたくさんありますし、片方で協同できそうな事業も散見されますし、実態的な連携を目指して次の一年の歩を進めたいと思います。
最近、退院したばかりのAさんが一番自由さを実感したのは夜の10:00にコンビ二に弁当を買いにいけたこと、といわれていました。Bさんの暮らし、Cさんの新しい生活が見えて初めて、地域移行は当事者の方々にリアルになるのだと思います。
この学会での当事者の登壇は初めてだったと聞きます、北九州ではまだまだモデルづくりのときだと思いますが、パワフルな彼らを見ながら、施設(病院)仕様ではない、ご本人仕様の24時間、その人らしい暮らしづくりを応援していいきたいなぁ・・と思いを新たにした一日でした。
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