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第一部では、「居住サポート事業の4年間~北九州市の実践から」と題してこの4年間の活動について報告させていただき、第二部では「ノウハウと課題を共有しよう!」として、愛媛県内での実践報告を精神科病院、中間施設(生活訓練施設)、居住サポート事業所、訪問看護ステーション、それぞれの立場からの報告をいただきました。そして、指定発言者として、(社)愛媛県宅地建物取引業協会宇和島支部の方々。そして、コーディネーターは熱き弁士、地域活動支援センター柿の木(宇和島)の竹内さん。
これまで、21年の10月まで11回、金曜日の夜19::00から開催していたインフォーマルな勉強会が母体。今回、居住サポート立ち上げ支援事業を受託したこともプラスして、久々に形を変えての開催だったようです。コアなメンバーの久々の熱き語らいの時間でもあったようで、継続力の強さを実感させていただきました。その熱さは夜の懇親会にも連なっていましたが・・。
竹内さん曰く、居住サポート事業は、「住宅確保を伴う、障碍者のためのケアマネジメント」であり、それをどこが担うのかは課題のひとつではあるが、それぞれのありようがあって、みんな違ってみんないい・・ 。
居住サポート事業は市町村が行う地域生活支援事業のひとつであり、それぞれの自治体での運用には格差があります。そして、そこにはそれぞれの工夫があり英知の蓄積があるはず・・、そういう意味でもみんな違ってみんないい・・。誰にとっての事業であるか、が明確であれば・・、そしていろんなノウハウが共有されていけばセンター事業が不要となる日がくるでしょう。でもそれまでは、単独センター型である必要はないかもしれませんが、まずは専従職員が一人いれば利用する側にとって「よりわかりやすく見えやすく」、そして「使いやすいもの」になっていくのではないでしょうか。
北九州にも随分以前には同じように路面電車が走っていました。
今でも、時々、説明のなかで「旧電車通り」と使ってしまうことがあります。ある年齢以上の方々にしか通用しないのがとても残念ですが・・
古き良き時代・・そんな郷愁をもたらすものが路面電車にはある気がします。
でも、松山の方々にとっては路面電車よりJRなのか、今やJRは「坂の上の雲」車両・・。
残念ながら、「坂の上の雲ミュージアム」へは行けませんでしたが、松山は「坂の上の雲」ブーム。
あやかって、土産に「坂の上の雲」というお菓子を買って帰ったのですが、「一六タルトじゃない」と大ブーイング。折角、今の新し物にしてみたのに・・、それなりの心遣いは否定されてしまいました。ちとショック・・
恐るべし、「一六タルト」・・
いろんな場面で、馴染み感は大切ですね・・
昨日(2/5)は、ちょっと異色かなとは思いつつ・・、広島へ「全国公的扶助研究会」(貧困問題ワーカー全国研修会 広島会場)へ行ってきました。大半が県内の現場の生活保護課のケースワーカーもしくは経験者。県外からも、遠くは鹿児島、長崎・・、でも全員が私以外は公務員。
単純に、「生活保護を生かしていくために」というタイトルにひかれて、改めて「生活保護(法)」について学ぼう(現代の貧困問題・生活保護の原理、原則、実施要領の見方、がこの日の研修カリキュラム)と思ったのが動機でした。
中で、カリキュラムとは別に、生活保護査察指導員という職種の存在を知り、果たして市内の保護課にはそんな職種の人はいるのだろうかと疑問を持ち、市内にも以前は何十年選手の「職人」みたいなケースワーカーがいましたが、今も他県ではその職人気質みたいな体質が面々と受け継がれているらしいこと・・ちょっと新鮮でした。
「現代の貧困問題」のなかで、現在は神戸女子大学の松崎教授のまとめのなかで、ケースワーカーを鼓舞し、専門職としての知識と技術の必要性、そしてそれを裏打ちしていく経験の重要性について語っておられましたが、彼の長い現場経験のなかで、「とけこんでこそ、地域」という言葉がとても印象的でした。保護課のケースワーカーという立場で、その街と、その街に住む人々と向き合ってこそ、見えてくる真実、そこから派生していく社会問題、そして根底にある縮図。
先週は、松山にいて、精神保健福祉ボランティアから出発して、その延長線上で、今はNPO法人の運営する就労継続支援B型事業所でサービス管理責任者をしている「おばちゃん」と出会い、改めて「おばちゃん力」のたくましさを再確認してきたところです。
私も、立派におばちゃんなのですが、そのおばちゃんの質は少々違う気がします。
共通項は、「地域」。そして、その耕し方、根底にあったのはそれなりに流れた時間。
いろんな関わりがあって、いろんな方策があるのが当たり前。
私たちもこの街で、地道に、この街を耕していきたいと思います。
道後温泉本館
今回の研修を受けられた方々は7名の男性。
実際の活動にむけての準備の実際はこれからです。
支援者は、時に「伴走者」と評されます。
でも、ピアサポーターの方々には、走らず、ゆったりと歩んでいただきたいと思います。
ゆっくり、ゆっくり・・、一歩づつ・・
基調講演は、「精神障害者の地域生活支援について」と題して、「障がい福祉サービス事業所F&I境港」(鳥取県)の廣江所長の講演、そして後半は、「地域支援における取り組みについて」と題して、行政、自立支援プログラムコーディネートアドバイザー、当センター、精神科病院での独自の地域に向けての取り組み、について四人のシンポジストがそれぞれの立場からの報告を行いました。
昨年の流行語大賞になった、「ゲゲゲの・・」の里からのお客様。お土産にお菓子まで持参いただき、しっかり観光大使役も果たしておられました。未曾有の大雪事件もあり、聴衆の興味はつきません。雪かき支援から、障害者自立支援法をとりまく今の動きや今後への展望、精神保健福祉の最近の動向、地域生活支援とは・・、地域診断、町づくり・・と幅広い視点でお話いただきました。
北九州市は、どんな風土・土地柄?、どんな家族構成が多い?、どんな年齢層が多い?、どんな産業がある?、どんな特有な食べ物がある?、・・・どんな有名人がいる?、今流行っているものは?・・様々な視点での地域へのアセスメントはできているだろうか、そのことを意識しているだろうか、・・立ち止り、改めて問いなおす時間をいただいた気がします。
シンポジウムのコメンテーターとしての感想では、北九州を「風通しがいい街ではないか」と称されたのが印象的でした。
80名あまりの参加者の胸には、はたして、この外からの地域診断はどう映ったのでしょうか・・