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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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今日の午前中は、精神保健福祉サポーター養成研修の二日目の講義で、「精神障碍者を支える仕組み」と題してお話をさせていただきました。
30数名の参加者、その背景は実にさまざま。現場のヘルパーさんあり、消費生活支援センターの消費生活相談員、メンタル心理カウンセラー、家族会所属の方、施設の相談員、傾聴ボランティア、認知症サポーター、産業カウンセラー、・・。

精神保健福祉の勉強がしたい、精神障害の方の自立に何か役に立ちたい、サポートできるようになりたい、福祉関係の仕事につけたら・・、まず学んで、学んだ上で活動の場があれば活動したい・・
その需要度の高さには驚きです。
年齢も20代から70代と広範。
圧倒的に女性が多く、男性はちらほら・・

片方で、昨日は、ホームヘルパースキルアップ研修の構成を組み立てていて、もっとベースの研修が必要なのではないか、と打ち合わせしていたことと照らし合わせると、市内ではまだまだベースとなる基礎的な研修が必要とされているのかな、と考えざるをえませんでした。

ささやかでも、「地域力」を高める一助になればいいなぁと思っています。
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第152回 障害者地域生活支援研究会では、4人の当事者の方々に話していただきました。
夜間の研究会ということもあり、お二人は事前にインタビューさせていただき、ビデオで、そして当日はお二人の方に登壇いただきました。
事前に、インタビュー内容として、
 ・今の生活での楽しみはなんですか?
 ・困っていること、苦労していることは?
 ・生活の中で工夫していることは?
 ・夜はどんな風に過ごしてますか?
 ・人とのかかわりの中で、気を付けていることはどんなことがありますか?
 ・5年後、10年後、どのようになっていると思いますか?
 ・どんな風にリフレッシュしていますか?、ストレス発散法、気分転換の方法を教えてください。
 ・周囲に助けてほしいと思っていること、わかって(理解して)ほしいことを教えてください。

を、用意させていただき、みなさん、一生懸命まとめていただいていました。

多くの方が、共通して、デイケアの「仲間」の存在の大切さを熱く語ってくれました。
Aさんは、「3日会わないと寂しい」と語り、Bさんは、「お互いに支えあって生活している」、「みんなが力になってくれる」、「大切にしてくれる」、と表現。いろんなやさしい関係がそこにはありました。

でも、心無い言葉で傷ついたり、家族の中で苦悩したり、家族だからこその傷つけあいがあったり・・
自分たちできり開いていった地域での交流がそこにはあり、食堂のおいしい夕食、そこに集うアパートの仲間たち。
助けを求めた時に救急搬送してくれたご近所さん。
つかず離れずにいるスタッフ、いつも気にかけてくれている人たち・・
時としてやさしく、また時として厳しい家族・・、まずいの一番に相談する人でもありそう・・
そして、長年つきあっている恋人・・

みんな違ってみんないい・・

いつ、どこで、誰と出会うのか・・、誰につながるのか・・
そんな簡単なことで、その後の生活も大きく変わる気がします・・
5年後、10年後・・、行き詰った時や困ったときに「あっ、あの人がいた・・」と思い出してもらえる、そんな一人になっていたいと思っています。
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 「3日会わないとさびしくなりますね・・」

2月14~15日の一泊二日で、居住サポート立ち上げ支援事業を受託して愛知県蒲郡市から視察に見えました。相談支援事業と障害者施設から、そして不動産業者さん(大家さん)の4名。
視察希望先もさまざまで、市内の相談支援機関と、関連行政機関、現場の不動産屋さん・・、そして実際に地域で生活している方々のおうちへ。
市営住宅あり、民間住宅あり。単身、カップル、母子世帯・・、家賃も11350円(市営住宅で減額になっている)から31500円(市内の単身の生活保護の基準額)、40900円(市内の生活保護の世帯での基準額)までいろんな住宅をみていただきました。当然広さも、室内のバリアーの状況もいろいろ・・

大家として、事前に住宅改修しておくとすればどんなところまでしたらいいですか?
管理費の%はどれくらいですか?
その中でどんな支援までしていますか?
どんな方々が対象ですか?
夜間の支援はどのくらいありますか?
・・
具体的な質問がたくさん。

どうやったら、お互いの足りないところを補完し合っていけるか
そのためには相手を知らないと次の手は打てない・・

センター事業が開設された年のシンポジウム。
横並びに、障害福祉課(厚生労働省)と住宅管理課(国土交通省)の係長が並んでいて、今まで見たことのなかったツーショットだと評されました。

もっともっと歩み寄るべき時代がきているのだと思います。
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時間にあかせて、センター事業関連でネットを検索していたら、とある不動産屋さんのブログにヒットしました。昨年の11月に、香川県大川圏域の自立支援協議会との共催による、宅建協会大川支部の研修会に参加されていた方のブログでした・・。

・・
障害者居住サポートについては、アパートが借りたくても借りることができない、ひとり暮らしに自信がなく、施設をでることができない障害者の方々と、供給過剰、少子化で空室に悩む大家さん、この両者の悩みが一挙に解決できる良い事業ではないかと思います。

さぬき市・東かがわ市の職員さんも多数この講演を聴きに来られていました。

是非、是非、官民一体となって成功させましょう。
・・
   『不動産ぎょうむ日誌 さぬき市の小さな不動産屋  ナガオ不動産サービスの一日』  よりの抜粋

事業を運営している側にとっては、熱いエールをいただいた気分です。こんな口コミがたくさんふえるといいなぁ・・と思います。

来週も、愛知県蒲郡市からの視察をお受けいたします。不動産業者さんも同行されるとお聞きしています。一気に・・とはいかないかもしれませんが、地道に協働の輪を広げていければいいなぁ・・と思っています。

今年度の障害者(児)ホームヘルパースキルアップ研修(主催 北九州市自立支援協議会)が始まりました。
5日(土)は、午前中の公開研修と、午後の専門研修(精神障害、発達障害、重度心身障害)の初日の研修が行われました。
実行委員会形式をとり、精神障害の研修については市立精神保健福祉センターの係長(保健師)と共同で組み立てさせていただいています。
初回は、「障害の理解と対象者理解」として、医療(医学)的側面からなかなみメンタルクリニックの中並先生に、そして生活支援(障害者福祉)の側面から佐藤が話をさせていただきました。午前中と合わせ、午後の4時間を加えて、ずっと講義形式、座りっぱなしはきついかな、と反省もしましたが、参加の方々は本当に熱心に「聞く耳」を持っておられた気がします。

精神障害を持つ方々への支援は、まず「聞くこと」からのスタート。
実際の居宅サービスの提供率は30%弱、と他の障害領域が60%といわれる中でかなり低い、という市内のデータがあります。その中で、初回の導入のところでの調整力と、コミュニケーション力の課題が言われています。聞くこと、話すことと合わせ、ノンバーバルコミュニケーション力、何もしないということ・・、じっと待つ(待てる)支援、タイミングを図ること・・。コミュニケーションにまつわる切り口はたくさん。

二日目は、サービスを提供する側(介護事業者)とサービスを受ける側(障害者)、ともに当事者の立場からのお話をいただきます。そして、三日目は、事例演習。
たかが、10.5時間。
されど10.5時間・・
この時間が、お互いにとって有意義な時間になるように工夫していきたいと思っています。

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