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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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3月10日の土曜日に、京都で行われた、公的扶助研究関西ブロックセミナーへ~「貧困の連鎖を希望の連鎖に」~へ行ってきました。
午前の全体会と午後の分科会。
今回のテーマの中心は「こどもの貧困」

ひとつの取り組みとして各地で行われ(始めている)「中3学習会」を中心とする学習支援の取り組み。
生活保護世帯の貧困の世代間連鎖の解決の鍵は教育にあるとの考えのもと、多くは中学3年生の進学を目標に行われている。
何かを始める時の課題は、金(場所の賃借料やコーディネーター人件費 等)、場所(たとえば、京都では青少年活動センター)、人の供給。実践の多くは、金と場所は行政が調整し、人は大学生ボランティアがその中心を担っているようである。地域によっては、民生委員さんやOBの先生たちが関わっていたり、嘱託職員を配置したり、事業化される前の段階で生活保護課のケースワーカーや他の行政マンで運営している現場もあった。身近なお兄さん、お姉さんたちと付き合う中で5年後の自己イメージを作れるようになること、未来に目をむけられるように・・、単なる放課後の居場所として以上に心のよりどころであったり、家族イベントの少ない子供たちに学習支援だけでなくレクリェーション的な活動も提供したり・・
最近は、自立支援プログラムの一環としての事業化も始まっているようだ。

以前から私自身は「中3学習会」の存在は知っていたが、素朴な疑問があり、「なぜ、中3生が主体なのだろう」、「なぜそれ以前でも、以降でもないのだろう?」、「課題の根っこはもっと前からなのではないのか」、「それ以前はどうなのだろう・・?」
今回、その答えは得られなかった。
支援者の一人として、支援機関側の人間の一人として、また一人の大人として何ができるだろうか・・という新たな宿題をもらった気がする。

でも、そこにはいろんな工夫や試行錯誤があった。
順調に毎回楽しみに参加する子供たちがいるのと並行して、こられなくなったり、来なくなる子供たちがいる
声掛けの段階で、不登校だったり、ひきこもりであったり・・、参加の難しい子供たちがいる・・。
通える子供たちの裏側に潜在化する「通えない」「姿がみえない」子供たちの課題が見え隠れする・・

社会問題の複合がみえる。

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 北野天満宮の梅は満開でした。






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