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年末年始での電話等は少なくて、静かな2009年の幕開けでした。
あわただしく過ぎ去っていった2008年。
そして、今年はいかがな年になるのでしょうか・・
初日から、記録や関係者協議の資料、定例ケア会議のデータづくり・・と気づけば20:00過ぎ。
今日も、家庭訪問から帰って、今から記録整理です。結局は20:00帰りでしょうか。
Nさんは、福祉ホームから地域移行して初めての自宅でのお正月を迎えました。
いつもは温泉にいくのが恒例のようですが、今年は友人がお母さんと一緒にとまりに来てお正月は三人で過ごしたとか・・。忙しくて、バタバタ落ち着かなくて、お金も気もいっぱい使って・・、とにかく大変で、ゆっくりなんて全くできなかった・・と悔やむ彼女。でも、その顔はしっかり、お客さんを接待した「世帯主」の満足の笑顔でした。
明日は、七草かゆにするとか・・、しっかり、季節もとりいれ、でも、「おかゆだけじゃ、腹持ちしませんね。鶏肉とジャガイモと長ネギもあるので煮物にして、残ったら弁当のおかずにしたらいいですね・・」と、「食べること」を大切にこなしている生活力は流石です。
そんなつつましい中にも、彩りのある豊かな生活をこれからも応援していきたいと思います。
今年も、よろしくおつきあいください。
2008年がバタバタと暮れようとしています。眼前の課題は山のように折り重なったままですが・・
今日も、朝から、現在知的障害者入所授産施設に入っている、60歳の女性(A2)の地域移行についての関係者協議を開催しました。
入所して5年半、半年後からずっと施設を出たい、と切望し、「施設ではリズムのある生活が作れない」、「無理矢理施設に入れられた」、「仕事はできるので、すし屋か掃除の仕事をして生活したい」、「施設の住所にすると周りから白い目で見られるし、マイナスになって仕事がみつからない」、「60歳になってこれ以上施設にいたらいよいよ働けなくなってしまう、一日も早く出たい」・・、住めるならどんなに古くてぼろくても、狭くてもかまわない、風呂なんていらない・・・人づてに17,000円で保証人も権利金も要らないっていう物件があると聞いたのでそこに入りたい・・
行動力もそれなりにあります。障害年金と預金も少しはあります、言葉も達者です、ちょっと前にはホテルのベッドメーキングの面接で合格し短期間ですが一般就労もしていましたし、中学卒業以来、それほど長くは続きませんがいろんな職種をこなしてきました、・・と、ストレングスはいっぱい。
でも、片方で飽きっぽい、待てない、自分の思い通りにいかないと感情の爆発もある、大病を患ったこともあり今後の変化も懸念される、加えて薬や医療が嫌い、一人で暮らしていたときには調理はほとんどせずパンと牛乳ですますことが多かったらしい、親族は誰もいないので家を借りるにも保証人のなりてがない、友人も乏しいし緊急連絡先もないみたい、・・懸念材料もいっぱい。
私たちもまだ出会ってまもなく、彼女の全体像がまだわかりません。施設ではない場所で、「生活力」をアセスメントしたいなぁ・・、そんな場所がほしいよねぇ・・、どこにする、適当な場所ないかなぁ・・??その中で具体的な支援プラン考えたいよね・・
みんなで知恵を絞った一時間半あまり。
施設みたいなところは嫌、グループホームも嫌、とにかく一人がいい、と主張する彼女。
頑なに一人を望む彼女、でも目に見える他の選択肢を知っているわけではないのも事実。でも言い出したら今はてこでも動きそうにありません。
まずは、「ウィークリーマンションで検討してみる??」、「新しい施設で、障害者住宅できたよね?」、「居住スペースのある作業所の空間を貸してもらって、順番で夜間支援する?」・・
ずっと訴え続けてきた熱い思いには応えてあげたい・・、寄り添ってあげたい・・
それぞれの職域は違うけれど、みんなで知恵を絞った一時間半あまり。
来年は、・・できれば、一人で暮らす、彼女の豊かな笑顔に出会いたいものです・・
そして、例え、地域でいろいろあったとしても、常に、みんなで知恵を出し合える、拡がる地域でありたいものです。
来年もまた、よろしくおつきあいください。
皆様、どうぞよいお年を・・
中筋 啓介
磯村 順子
オランダのクリスマスビール。
自分に乾杯、あなたに乾杯!!
今日は、なんともあわただしい一日でした。
初の家賃滞納事案が発生し、朝から生活保護費を引き落としたその足での家賃振込みへ。銀行員の方から「振込みでしたら、機械を使われるとお安くなりますよ。」と勧められ、機械と悪戦苦闘。知的障害があり、私よりも機械は苦手、金銭管理も苦手な本人ですがお金にはシビアですから横でニコニコ。併せて、携帯電話の契約変更につきあい・・。
帰って、知的障害者入所更正施設から出てグループホームで暮らしたい、という男性の相談を受け、現在進行中の物件調整のやりとりを不動産屋さんと行い、各圏域で行われている定例ケア会議へ出席。前後でURで一人暮らしを始めている方のヘルパー導入の相談をA型の事業所長と行い、今日から始まった市営住宅の定時募集に関する問い合わせが数件、そして、朝日新聞社からのリプラス関連の電話取材・・・・と、結局昼食は18:00でした(ーー;)。
たかが2年、されど2年・・、課題は山のようにありますが、それなりに「住まいに関する相談支援機関」として認知は得られつつあるようには思います。
でも、そんな矢先での、株式会社 リプラスの破産は大打撃です。市が提携している家賃保証事業者を利用して転居に至った方はこの2年で28名おられ、そのうち、11名がリプラス利用の方です。管理会社からご本人には通知が届きつつある頃だと思います。現状では、日本セーフティー株式会社のみしか、新規利用はできない状態です。まだ、先行きがみえないところもありますが、北九州市とも協議する中で、一日も早く「選択」できる体制へ回復したいと思っています。関係の方々へは、ご迷惑やご心配もおかけするところがあるかと思いますが、「雨振って地固まる」ような3年目にしたいと思っています。ご不明の点等につきましては、ご遠慮なくお尋ねください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
NEWS欄にリプラス関連記事を掲載しております。(※インターネットニュースよりの抜粋です。)ご確認ください。
今日で、丸二年が過ぎようとしています。
今月は引越し続きの一ヵ月でした。
今日も、一人、精神科病院へ入院されていた方が、退院と同時に親元から離れての一人暮らしをはじめられました。昨日も、福祉ホームから市営住宅へ地域移行、前日の日曜日には親元から離れて市営住宅での一人暮らしへ。23日には通勤寮から民間のアパートへの地域移行、その前は市営住宅への住み替え・・と5名の様々な新しい旅立ちに付き合いました。
5名のうち、4名が市が提携している家賃保証事業者を利用し公的家賃債務保証制度のニーズは高いものがありますが、現状では一社しか動けていない現実があり頭を痛めているところです。そして、転居に伴う、費用負担の問題は大きく、2名の方へはリサイクル生活用品を提供しました。今回は、ちょうど引き払う家があり、たくさんのいただきものをした経緯があります。
病院から退院される方については、退院前訪問看護指導料の点数化は功罪だなぁ・・と思います。
今日も新規のご相談が、脳梗塞の後遺症による半身麻痺のある男性からありました。とにかく小高い丘の中腹に家はあり、道路に出るまでの長い急な階段が一苦労、買い物に行くのも半日仕事という現実。利便性の高いところへの転居を検討中ですが、保証人がいないために転居できなかったのですが、「どうやってこの荷物を持っていったらいいかわからない。」との不安も口にされます。引越しに備え、買い控えてこられたようですが、それでも洗濯機、冷蔵庫、エアコン、洋服・・合わせればそれなりになるでしょう。
引越しはとにかく大変です。昨日の転居も、エレベーターのない5階立ての5階への移動で、とにかく人海戦術しかなく、雨の中を総勢10名、軽いものはバケツリレー方式で・・多くの方の知恵と力を貸していただきました。
手伝いも一日仕事でした。今朝、「居住サポートは肉体労働だね。」と言われたばかりですが・・。まだまだ、サービスでは賄えない現実が山ほどあります。金だけでは動かない現実もあります。やっぱり「人の力」が必要なのだ、と痛感させられます。
平行して、病院や関係機関からリサイクル生活用品の連絡をいただいたり、全日本不動産協会の青年会からはセンターとの連携について事業協力の申出書もいただいたり・・、とこれもまた「人の力」でしょう。
事態も少しづつですが動きつつあります。
また、明日からの三年目を新たに歩いていこうと思います。これからもよろしくお願いいたしますm(__)m。