北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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21日(土)に、11回目の生活力スキルアッププランを開催しました。
Aさんは最近、センターの支援で転居し、新しい台所での調理にちょっと意欲的。スキルアッププランにも興味はあるのですが、公共交通機関の利用にはちょっと自信がありません。そこで、訪問看護のスタッフとデイケアで仲のいい友人と三人での特別参加。いつものメンバーに加え、午後には香川県からの視察の方との交流のためもあり、サポーターさん4名に新規のお父さんサポーターも加わり・・15名はこれまでの最大数。時にはたまねぎで涙を流しながらも焼き飯とコンソメスープの具材を手際よく切り分け、卵をいれることでのパラパラ感に感激し、スープの味見に一喜一憂し、・・今回は、同じ材料でのアレンジとしてお好み焼きのデモンストレーションもあり、・・にぎやかな二時間あまりでした。ちょっとした一工夫でまるでお店の味になるお好み焼き。そこにはサポーターさんの経験上の知恵も満載で、みんなで「料理ってやっぱりそのひと手間が大事なんだ」と実感した時間でもありました。超満腹メニューでした。


Aさんは最近、センターの支援で転居し、新しい台所での調理にちょっと意欲的。スキルアッププランにも興味はあるのですが、公共交通機関の利用にはちょっと自信がありません。そこで、訪問看護のスタッフとデイケアで仲のいい友人と三人での特別参加。いつものメンバーに加え、午後には香川県からの視察の方との交流のためもあり、サポーターさん4名に新規のお父さんサポーターも加わり・・15名はこれまでの最大数。時にはたまねぎで涙を流しながらも焼き飯とコンソメスープの具材を手際よく切り分け、卵をいれることでのパラパラ感に感激し、スープの味見に一喜一憂し、・・今回は、同じ材料でのアレンジとしてお好み焼きのデモンストレーションもあり、・・にぎやかな二時間あまりでした。ちょっとした一工夫でまるでお店の味になるお好み焼き。そこにはサポーターさんの経験上の知恵も満載で、みんなで「料理ってやっぱりそのひと手間が大事なんだ」と実感した時間でもありました。超満腹メニューでした。
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先日、初めて、MRIなるものを体験した。
一応、これでも医療職のはしくれではあるが、直接の現場から離れて久しい。それでもMRIの構造くらいは少しは知っている、でも詳しくは知らないしリアルではない。「ネックレス、指輪、ベルトなど全ての金属類ははずしてください」、「着替えてください」・・までは想定内。続いて、簡単な概要説明があり、ベッドに寝て、柔らかくヘッドギア状に固定され、トンネル状の中に入って寝ること数分、とにかく大きな音がするらしいことは認識。最初からガタンゴトンと音はする、大きな音がするとはどれくらいのものだろう?。途中で不定期に音が止まると、はてもう10分たったのかと自分の時間感覚に不安がはしる。つばを飲み込んでものどが動くのでなるべく動かさないでくださいという言葉を意識するとちとオーバーだがどうしたものかと窒息しそうな不安にかられる。金属は全部はずしたつもりだがもしあったらどうなるのだろう?、ここで停電したらどうなるのだろう?・・と自分で不安を駆り立てる。
思えば、プチ パニック、プチ 妄想状態である。たかが10分、されど10分。この検査の間に検査者から発せられる言葉はない。なんと人の声の懐かしいことか。
以前、統合失調症をもつ女性が、「・・診察でもずっと黙ってたけど、私には何年も石原裕次郎の声が聞こえていたの。親しい友達もいなくて寂しくて、裕次郎の声だけが楽しみだった。いい声なのよぉ。でも、本当のことを先生に言ったら聞こえなくされてしまうんじゃないかと思って黙ってたのよね。でも、生身の人間の声のほうがやっぱり暖かいね。・・」と言っていた言葉を思い出した。
外は、彼女の好きだったあじさいの薄紫色が目に優しい季節である。
一応、これでも医療職のはしくれではあるが、直接の現場から離れて久しい。それでもMRIの構造くらいは少しは知っている、でも詳しくは知らないしリアルではない。「ネックレス、指輪、ベルトなど全ての金属類ははずしてください」、「着替えてください」・・までは想定内。続いて、簡単な概要説明があり、ベッドに寝て、柔らかくヘッドギア状に固定され、トンネル状の中に入って寝ること数分、とにかく大きな音がするらしいことは認識。最初からガタンゴトンと音はする、大きな音がするとはどれくらいのものだろう?。途中で不定期に音が止まると、はてもう10分たったのかと自分の時間感覚に不安がはしる。つばを飲み込んでものどが動くのでなるべく動かさないでくださいという言葉を意識するとちとオーバーだがどうしたものかと窒息しそうな不安にかられる。金属は全部はずしたつもりだがもしあったらどうなるのだろう?、ここで停電したらどうなるのだろう?・・と自分で不安を駆り立てる。
思えば、プチ パニック、プチ 妄想状態である。たかが10分、されど10分。この検査の間に検査者から発せられる言葉はない。なんと人の声の懐かしいことか。
以前、統合失調症をもつ女性が、「・・診察でもずっと黙ってたけど、私には何年も石原裕次郎の声が聞こえていたの。親しい友達もいなくて寂しくて、裕次郎の声だけが楽しみだった。いい声なのよぉ。でも、本当のことを先生に言ったら聞こえなくされてしまうんじゃないかと思って黙ってたのよね。でも、生身の人間の声のほうがやっぱり暖かいね。・・」と言っていた言葉を思い出した。
20数年ぶりにあるお父さんと再会しました。
まだ、私が就職して間がない頃ご相談をいただき、当時、ご本人は10代。早いものでもうご本人も40歳とか・・
将来の息子さんの一人暮らしを考えられていて、久々の再会・・とあいなったわけです。
これまでも、病院をはじめいろんな相談機関や家族会・・と、様々なところへいかれたようですが、なかなか思うような関係は築けてこれなかったようです。
息子さんの相談は相談として、ちょっと目先を変えて、センターの地域生活支援サポーターの活動へお誘いしてみました。そして、何度かのやりとりの中で届いた、お父さんからのメールです。とにかくいつも真面目なのです。
「・・今まで息子の事ばかり考えて活動してきましたが、今からは、難しいことは何もわかりませんけど素直な気持ちで障害者の方々の気持ちや心が理解でき、心の交流が出来て悩みや喜びが共有出来ればと思っています。とにかく皆さんの邪魔にならぬように自然体でいきたいと思いますので宜しくお願いします・・」
自然体に、できることころでできることを・・、まずは、21日(土)の生活力スキルアッププランでともに美味しいものを食べることからのスタートです。地域のおじさん力として期待しているところです。
元樹さんの作品 「地球」です。
もうすぐ、センターに展示します。是非、見に来てください。
近々、職場でも展示会を開催する予定とか・・。
「自分の作品がジワーッと巷に拡がっていくといいなぁ・・」と語る彼です。
まだ、私が就職して間がない頃ご相談をいただき、当時、ご本人は10代。早いものでもうご本人も40歳とか・・
将来の息子さんの一人暮らしを考えられていて、久々の再会・・とあいなったわけです。
これまでも、病院をはじめいろんな相談機関や家族会・・と、様々なところへいかれたようですが、なかなか思うような関係は築けてこれなかったようです。
息子さんの相談は相談として、ちょっと目先を変えて、センターの地域生活支援サポーターの活動へお誘いしてみました。そして、何度かのやりとりの中で届いた、お父さんからのメールです。とにかくいつも真面目なのです。
「・・今まで息子の事ばかり考えて活動してきましたが、今からは、難しいことは何もわかりませんけど素直な気持ちで障害者の方々の気持ちや心が理解でき、心の交流が出来て悩みや喜びが共有出来ればと思っています。とにかく皆さんの邪魔にならぬように自然体でいきたいと思いますので宜しくお願いします・・」
自然体に、できることころでできることを・・、まずは、21日(土)の生活力スキルアッププランでともに美味しいものを食べることからのスタートです。地域のおじさん力として期待しているところです。
元樹さんの作品 「地球」です。
もうすぐ、センターに展示します。是非、見に来てください。
近々、職場でも展示会を開催する予定とか・・。
「自分の作品がジワーッと巷に拡がっていくといいなぁ・・」と語る彼です。
6月10日の午後、とばた通勤寮職員が行う法人内の研究開発事業の一環で、SST(生活技能訓練)の勉強会が開催され、当センタースタッフも参加させていただきました。今回はSSTの基本的なことを座学で学び、後半はロールプレイを活用して、の勉強会でした。講師は、日明病院の近藤OTRを招聘させていただき、豊富な経験を活かし、事例をもとにわかりやすく導入していただけたことで、「一連の流れが理解できた」、「イメージがついた」、「知的障害をもつ方々が対象だが現場でも応用してみたい」・・ととても好評でした。
センター新人スタッフもあらためて、コミュニケーションの大切さを痛感すると同時に自分の技量をみなおす機会にもなったようでした。
そ の日の昼食に、彼はお手製のお弁当を持参。
「えっ、自分で作ったの?」とみんなに驚かれて
いましたが、これこそが、生活力スキルアッププ
ラン実践編といえるでしょう。
センター新人スタッフもあらためて、コミュニケーションの大切さを痛感すると同時に自分の技量をみなおす機会にもなったようでした。
「えっ、自分で作ったの?」とみんなに驚かれて
いましたが、これこそが、生活力スキルアッププ
ラン実践編といえるでしょう。
月曜日に、一年ぶりにある青年からメールが届きました。
お久しぶりです・・に続く言葉は、
「通り魔事件が起こったのでメールしたくなりました。
やりきれない思いが強いです。
自分もしてしまうのかな、と考えてしまいます。」 ・・・・
彼と出会ったのも、とある事件がきっかけでした。そのときも、もしかしたらこのままでは自分も事件を起してしまうのではないか・・そんな不安からクリニックへ受診し、そして出会いました。この数年間にいろんな紆余曲折があり、彼はいろんな迷いと留まりの中にいます。
最後は、自分の「今」をよくわからない、と結んでいます・・。
雨のち晴れ
いつまでも雨は降り続かない
笑っていれば雨のち晴れ、そう願いつつ。
これは、出会った頃、彼が書いた作品の一小節。このフレーズが好きで、私はよく講演などの結びの言葉として使わせてもらっていました。
今回の通り魔事件。様々な余波を起しています。
お互いにとても笑ってやり過ごせるところにはいないけれど、でも、雨が少しいろんなことを動かしてくれたら・・と願っています。