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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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12月19日は、以前、私が勤めていた精神科外来診療所の開院記念日です。
毎年、その前後の週末に、ホテルを会場にして、「こそはの集い」は行われます。今年は、21日(日)に行われました。ネーミングの由来は、「明日こそは・・」、「来年こそは・・」と、次への思いをつなぐもの。いろいろに過ごした一年を振り返って、サブタイトルは「自分に乾杯!」。
今年も、老若男女100名あまり。
私も退職してすでに8年あまり。大半が一年ぶりに会う方々、今年は開院当時のスタッフや当時一緒に働いていたスタッフとも久々に再開し、全くの異業種の名刺をいただきました。そして、最後は「また、来年・・。」
いつもは会えなくても年に一回、この日だけは集う人も少なくありません。お互いが、生きている自分を実感し、生きている彼を、彼女を、あなたを見つめる、・・そして、お互いを確認し明日を見据える、そんな数時間。
今年の案内には、厳しい世相を反映して、「結び合い、生きのびる」と付記されていました。
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今日は、Mさん宅の大掃除の日。
家事支援でもヘルパーさんには入ってもらっていますが、その業務の中で担えない、例えばベランダとか冷蔵庫を動かしての掃除、換気扇、電気のかさ、棚、気になる壁の汚れ・・などを、彼女が通所している戸畑障害者地域活動センター就労支援事業 よろず工房清掃事業で
請け負ってもらったものです。
当初、2時間半の予定がかなり延長になってしまいましたが、床磨きのあとの水拭き、そして最後の乾拭きまで手を抜くことなくきっちりプロの仕事をしていただきました。新築ではいったとはいえ、すでに一年半。それなりに積もり積もった汚れはあり、しっかり白いものは白く戻していただきました。朝には、ふた口のガスコンロがお父さんより届き、しっかり新年にむけての用意が整ったM邸でした。
超過時間分の料金の折衝はドキドキしますが、最後に契約内容にそっての確認時点では、ひとひとつの箇所を双方でしっかり確認し、「また、来年もよろしくお願いしますね。」、と双方笑顔の夕暮れでした。
これで、彼女の冬のボーナスはかなり目減りしてしまいました。例えばボランティアさんをコーディネートして基本的には無料でしてもらう、という手段もあったかもしれません。でも、今回、いろいろに考え、彼女はプロの仕事を買いました。そこには大きな意味があると思っていますし、消費者としての意識の芽生えかなぁと感じているところです・・。

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プロの掃除用具(左)と出来上がりのチェックをするスタッフとMさん(右)

Kさんは、この12月で長い精神科病院での入院から、アパートでの一人暮らしへ移行して丸2年が過ぎました。今年を振り返って、・・「大晦日に回顧すべきかもしれませんが、今年は作業所、温泉旅行、デイケア果物狩り、香椎花園やハウステンボス行きなど、充実していたと思います。」と振り返っておられました。
ささやかに、豊かな3年目を祈って、先日の長野行きのお土産に、善光寺さんの福ろう(梟)のお守りをお送りしたら、重曹を主体にした「暮らしのレシピ 253」という素敵な本がお返しに贈られてきました。まるで、えびで鯛を釣り上げた格好です。
年末を迎えて「掃除はそれなりにしなさいよ。」とお尻を叩かれた気分です。でも、見ているだけで、自然素材の優しさに癒される感じです・・
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発行所は、株式会社 学習研究社です。
4c3649c2.jpeg生活力スキルアッププランのあとは、今年二回目の地域生活支援サポーター交流会を開催しました。
今年度の精神保健福祉ボランティア養成研修を受けた中からもお二人、また一般からの参加も一名あり、3名の「見習い」サポーターにも引き続き参加いただきました。
今年一年の事業概要と、一緒に提供してもらっている、転居前後の支援やスキルアッププラン、リサイクル生活用品の調整状況等の報告に続いて、みんなでの意見交換。
その中に、「その町に溶け込んでいくための支援」の必要性についての提案もいただきました。
「なれない町で、一緒に銀行に行ったり、買い物に行ったり、区役所での異動の手続きの同行や支援を行ったり、一緒に町を歩いてみたり・・そんな個々の支援がいるんじゃないかな、そんなことができないかな・・。顔なじみの延長でできることってたくさんあるんじゃないかな。」、「生活の中で戸惑ったことの手助けがいるんじゃないかしら。」、「特に施設や病院から出た人は生活の中の細々したところに戸惑いや不安っていっぱいあるんじゃないかな・・」、・・「このスキルアップランも一箇所じゃなくてそれぞれの住んでる近くの市民センターとかでできるといいですね。」、「地域の市民センターとかにフリースペース的な場があるといいですね。」「そこで、お菓子づくりだったり、ある意味クラブ活動的な活動もともにできるといいですね。」・・素敵な意見をたくさんいただきました。
ちょうど、センターの転居後支援の対象者に、「相談ごと」は実はちょっとで、気軽なおしゃべり相手的な役割を求められている方が何名かいて、そこを「地域資源」につなげられないかな、と夢想しているところでしたので、ある意味、お互いの思いが一致したような時間でもありました。
個別の関わりは、それなりに問題もはらみます。でも、それこそ、地域のおじちゃん、そしておばちゃんたる所以だと思うのです。そんな思いを身近に感じて、1000倍の元気をもらった気分です。

来年につながる、ちょっと明るい年の暮れです。
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紫川沿いの今年のクリスマスイルミネーション。
紫色がちょっと印象的です・・
今日は今年最後の生活力スキルアッププランの日。
鶏肉のハーブ焼き、ホットサンドに新鮮野菜、野菜スープ、炊飯器で焼くスポンジケーキ・・とちょっと早めのクリスマスバージョンメニュー。
新しいサポーターさんたちも加わり、いつもとはちょっと違う雰囲気の満腹メニューではありました。

そこで、ささやかな長野のお土産に「絹の味」をみんなで試食。
・・お土産にいただいたもので、注釈として・・
「これは、蚕のさなぎです。蚕のさなぎは、白いまゆの中にいるやつで、絹の原料である生糸をはがされた後です。一般的には錦鯉のえさとして利用されてますが、長野では貴重なタンパク源として、その昔、活用されていたようです。長野は明治の頃、製糸業が盛ん(「ああ野麦峠」です)で、どこの農家でも副業として蚕を飼っておったようです。長野では、蚕に「お」をつけて、「お蚕さん」とお呼びしてます。・・」と追記のメールもいただいておりました。

決して、たくさんぼりぼり食べたいものではありませんが、ちょっとおつな味でした。
「あら、意外に美味しい(~o~)。」、「ちょっと独特な味ですね。」、「あったかいご飯にまぜたらどうかしら?」、「あとにちょっと味が残りますね。」・・感想は様々でしたが、残りは二軒のおうちにお持ち帰りいただきました。
年の瀬のささやかなクリスマスプレゼント?でした。

次回は、年明け、1月17日(土) 餅いりの団子汁(微妙ですが、団子の変わりにお餅の入ったものです)と豚肉の生姜焼きです。10:00にウェルとばた 調理室(7F)集合です。
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