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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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ばたばたの間に新年度にはいり、早や二週間。
時間だけが通り過ぎていく感じです。
その中でも、気持ちに季節をとどめる、機微があって、私の場合の早春はフキノトウであり、春のひとつがおだまきとえびね蘭の花です。今、我が家の狭いベランダの鉢に揺れています。山野草で、知る人も少なく、センターのスタッフからは、「コスモスですか?」、「睡蓮ですか?」、「かぼちゃの花?」、「(スキルアッププランで遅きに失したので)これが博多な花ですか?」・・との言葉に思わず笑うしかありませんでしたが・・。

季節は、今から初夏、新緑が目にまぶしい季節に向かいます。
そして、夏・・、秋・・、なんか一年がまたすぐに行ってしまいそうで怖いものがあります・・

今、妙見神社は八重桜としだれ桜が見事です。
ちょっと春に、足をとどめていたい気分です。
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先週末、新潟へ行ってきました。
長岡市、上越市で行われた、退院促進支援事業の中での研修会で、居住サポート事業の実践についてお話する機会をいただいたものです。
その中で、今かかわっている方の外出支援で海を見に行ったところ、「40年ぶりに故郷の海を見ました・・」とご本人がつぶやかれたという話をお聞きしました・・。二人でしばらく海岸にただずんだとか・・。
さまざまに心が疼きます、散り散りに心が痛みます、・・
40年、その長さに圧倒されそうになります。
でも、日本の精神科病院へのいわゆる社会的入院といわれる方々の中ではそれほど珍しい長さでないこともまた辛い事実のひとつです。実際に、精神医療審査会で医療保護入院者の定期病状報告書を見る中に、昭和40年代、50年代の入院年月日をそれなりの頻度で目にします。

人々の服装やざわめき、道幅、車の流れ、街並み、そして眼前の日本海の波のうねり・・・どんな思いが交錯したことでしょう。心は一気に40年前の若い日々に飛んだのでしょうか・・。それともそれほど長くはないこの先の人生に心をはせたのでしょうか。
 土曜日の朝、その海岸の延長線であろう海を見に行きました。春を前にした穏やかな波の連続でした。
私たちには、その40年の葛藤のすべてをはかり知ることはとてもできません。
でも、そこまでにあった、喜びや悲しみ、すててきたこと、あきらめざるをえなかったこと、葛藤、揺らぎ、優しさ、豊かさ・・を礎に、そこから始まる「これから」を共につくることのお手伝いは少しはできるかなぁ・・と思っています。

九州にはないカタクリの花。
開花のニュースに雨にぬれる、カタクリの花を見に連れて行っていただきました。
新潟の方にとっては、大切なふるさとの象徴のひとつでもあるのだろうなぁ・・と見つめてしまいました。
凛とした春の花でした・・
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先週一週間をかけて行った、精神科ユーザーパフォーマンスが無事におわりました。来場者は日々100名前後くらいでしょうか。大英博物館のように、会期中に何度も足を運んでいただいた方もおられたようです・・。最終日には、当センター二周年の小さなシンポジウムも行いました。
本当にいろんな方々にご協力をいただき、ありがとうございました。
展示に際しては、額や、フレームをお貸しいただいたり、また額をいただいたり・・、そしてそんな方々をご紹介いただいたり・・。展示も大変でしたが、会期中の運営や準備、調整などに携わったたくさんの当事者の方々・・。前日の確認にも関わらず、飛んできていただいたり、やっともらった休日をつぶしてくれたサポーターさん、転居目前でも最後のお手伝いにと連日駆けつけてくれたサポーターさん・・、そして「人の中にはいるのは苦手だし気がひけるけど・・」といいながら、朝早くから駆けつけてくれたAさん、そしてBさん、・・登壇してくださった川原さんと中村さん。そして競うように活発な意見をくれた木山さん、菊池さん、Cさん・・。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
月曜日の撤収が終わった会場は、すでに玄関扉の取り換え工事のまっさい中で、時間は確実に過ぎていっていました。そこは嘘のように何もない空間でした。

土曜日の午前中は、俳句会。今回のお題は「春」
その中で多くの方の共感を得たのは、『作品は僕の心を春にした』でした。
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明日、第1回精神科ユーザーパフォーマンスの一環として、センター2周年に際しての、「小さなシンポジウム」を開催いたします。「小さな」を言い過ぎたせいか、「もういっぱいだろうから遠慮してました」、とか「私が行っちゃいけない気がして・・」・・とセンターの周りは奥ゆかしく、そしてやさしい人ばかりだったようで、申込みにまだまだゆとりのある感じです。まだ間に合いますよ、いかがでしょうか?
       会場  八幡市民会館  一階の展示室
       時間  10:00~12:00

併せて、広範な展示とライブもなかなか好評です。
詩の朗読、キーボード、オカリナ、ハンドベル、合唱、ハーモニカ、ヴォーカル、そしてジョイント・・とこれまた多彩です。
出場者同士での交流も、あたたかくていい感じです。

8日の16:00が閉館です。
グランドフィナーレも見てのお楽しみですが、週末は晴れ模様とか・・、八幡市民会館まで足をのばしてみられませんか?
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上は、い草ののれんとロープ、そして仏像。
絵画や詩に限らず、出版物や工芸品、革細工、純銀粘土細工・・など多彩です。展示方法にもひと工夫、二工夫させていただきました。








転居された方々の意見の中に、「何か困ったときに自分の住んでいる地域に相談できる人がほしいし、住んでいる地域のことも知りたい。でも誰にどう相談したらいいのかわからない。でも、みんなに言うまでは気が引けるし、障害のことを話してもわかってもらえるかちょっと心配・・」、というような声を時に耳にします。親元から離れて一人暮らしを始めた青年は、「社会的な経験が少ないことは自身が一番自覚しており、「知らないことを知らないのが不安なんです。」と言われます。
センターでは、そんな方々の思いをうけて、まずは大事な地域の架け橋として、民生委員さんへ個別にご相談させていただいている経緯があり、そんな実態を市の民生委員児童委員協議会にてご相談して、先月は若松区へ、そして今月は八幡西区へとお邪魔した次第です。
まずは、私たちが、たくさんの民生委員さんと顔見知りの関係を作りたいと思っています。
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