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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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今、精神障害者地域移行ワーキングのグループでは、病棟内で、入院しておられる方々への学習会の開催を企画調整しており、昨日、その事業の紹介と顔合わせで病棟の茶話会にお邪魔してきました。茶話会のメニューはふかしイモとコカコーラつき。院内農園で収穫したさつまいもはとてもほっこりしていて美味しかったです。皆さん、思わずニンマリ。
私たちもお相伴させていただき、美味しくいただきました。
食べるのも早々に早速何人かのお問い合わせもいただきました。
退院しての一人暮らしを考えているけどどんな風に進めて行こうかな、と思案中のAさん。
市外に実家はあって自分の部屋もそこにはあるけどすぐには帰れそうにないBさん・・、本当は実家の近くが良いけどなかなか難しいので住むのは北九州市内でもいいけど・・と迷い気味のCさん。収入は障害年金のみで預金もちょっとしかないけどどうしたらいいかな、と悩むDさん。・・
学習会の機会も使いながら、一緒に課題整理ができていくといいなぁ・・と考えています。

今回、事業で一緒に協力してくださる当事者のお一人は、4か月前にこの病院を退院したばかり。ちょうど、その方の主治医が病棟にこられ、「なぜ、彼がここにいるんだろう?」ととても不思議そうにみておられたのがちょっと楽しかったです。ことの顛末を説明し、「先輩」として関わる彼に、主治医も満面の笑みでこたえていただきました。多分、病棟で見ていた彼と、今回ちょっと「先輩」として外から来られた彼はずい分違ってみえたのではないでしょうか。

病棟内での3回の学習会、加えて不動産屋さんや通所事業所へ一緒に行く2回の院外活動プラン、計5回のコースで企画中です。今回の取り組みが「次」へのきっかけのひとつになればいいなぁと思っています。

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時々、缶コーヒーを買いますが、今日何気なくボタンを押すと、何と温かいコーヒーが出てきてびっくり。あれれ昨日まで、冷たくなかったっけ??いつからあったかくなったのかな?
毎日決まって買うわけではないのでその記憶さえ曖昧だけれど・・
そうか、缶コーヒーも秋(冬支度?)バージョンに衣替えしたんだ、最近の朝夕の冷え込みは秋だものな・・と変に納得した次第。
自宅近くの自動販売機だったので、車を運転しつつ、途中の自販機もちらみ。でも、まだ表示は青いまま
赤い表示は道すがらにはみつけきれず・・。

まだ、早秋・・
ちょっと前は彼岸花、今日のスキルアッププランのメニューは焼さんまときのこの炊き込みご飯。昨日こそ、Yさんと衣替えの話をしたばかり。ある高校は体育祭のようでした。

いろんな秋、・・今年の秋の実感は缶コーヒーの温かさでした・・
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花屋の店先にはシクラメンの鉢
シクラメンは冬(クリスマスシーズン)のイメージなのですが・・
Nさんは昨年の9月末に福祉ホームを出て、一人暮らしを始めました。そして、ちょうど一年。
やっと一年、されど一年・・。
「この一年を振り返って、どうですか?」と問うと、「いいことも悪いこともいろいろあって、でも一年を通じては平均点くらいかな。」との評価。今も夏風邪をひいていて、大病はしませんでしたが、冬にはインフルエンザにかかり、一人でちょっと心細い思いをし、リサイクルの洗濯機はホースが破れて結局は買い替え、夏の暑さにエアコンを購入し、先日はトイレの水が止まらなくなって・・、支出もそれなりでした。でも、今まで一度も行くことのなかった職場の忘年会に行ったり、友達が遊びにきて忙しくもあったけど世帯主としての自分を実感したり、田舎から果物を送ってもらったり・・。今日も、マスクをしながら一生懸命私たちを接待していただきました。
本当に真面目に生活を守るNさん、いつもニコニコ、くるくる働き者のNさん・・これからも山あり谷ありでしょう。
「これからも、平均点の毎日を送れたらいいなぁ・・。」と思いながら、出されたお菓子を一緒にほおばっていました。
この9月を持って、センター事業も開設から丸三年を経過したところです。
たかが三年、されど三年。
桃栗三年、柿八年と言われますが、そうか桃や栗ならもう立派な実がなる年月がたったんだと思うと、ちょっと複雑な気分です。
障害者自立支援法の制定の中で、市町村地域生活支援事業のひとつとして位置付けられ、事業開始。そして、その三年後政権交代の時期を迎え、事業の存続自体に変更はないかもしれませんが、根幹の行方が揺らいでいるこの時期。まだ、8年後の実りを描けないままに4年目を歩き始めたところです。

課題はたくさんあります。
でも、昨日、地域移行のワーキンググループを開催した際に、地域移行についてのいろんな学習会や活動の中に当事者の方々とのコラボレーションも企画立案できそうな気運もあり、ちょっと「先」が見えた気もしているところです。

小さな実りのひとつひとつをを大切にしていきたいと思います。
4年目もよろしくお付き合いください。
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月一回 開催されているワーキンググルーブのひとこま。
今回は、当事者の方の登壇をいただいて、「精神障害者の地域移行について考える」として開催しました。
市内の3つの精神科病院を利用しておられる5名の方々の協力をいただいて、登壇者3名、ビデオインタビュー方式で2名の方に、入院中での経験や、その中で考えていたこと、病気や薬のこと、悩みや不安、夢や希望、・・そして新しい生活をはじめての変化や今の楽しみ、改めて地域で抱えている課題など、それぞれの言葉で伝えていただきました。
Aさんは、「誇れる経験でもないし、そんなに立派な人間でもないんだけと・・」と前置きしながら、23年の入院生活から今の一人暮らしに移っての「自由」さを熱く語っていただきました。Bさんは、保護室も含めた閉鎖病棟の辛さや今の生活の中でのヘルパーさんとの関わり、料理や金銭のやりくりの苦労を語り、Cさんは健康管理をしっかりする中で生活リズムを壊さずに一人暮らしをしっかり守っていきたいと抱負を語り、Dさんは自分のことは自分でしないといけないのは大変だけど「頑張れる」グループホームでの生活と「書く人」としての活動を、Eさんはグループホームから市営住宅での一人暮らしにうつっての「つかず離れずの」地域との関係や趣味の旅行の話を・・本当に真面目に語っていただきました。
薬の中断から再発して何度か入退院を経験する中で気づいた投薬の必要性や病気と付き合い続ける自分、生活のリズムを壊さないように律している規則的な生活、働いて自立したいと思うけどなかなか長続きしなかったジレンマ、部屋探しのこと、デイケアでの横のつながりや作業所での風景、創作活動の楽しさ・・多くの方々が、大きくうなづきながら真摯に聞き入っておられる目線がとても新鮮でもありました。
地域移行の課題はたくさんありますが、今回は、作業所やホームヘルプの話題には少しはふれましたが、デイケアやナイトケア、訪問看護など医療的なかかわりが強く印象に残ってしまったかもしれません。ある意味、医療を中心に守られる生活もあるでしょう。でも、働いている方々もおられれば、通院くらいで他は自分なりのそれぞれの暮らしを作っている方々、主婦の方、子育て中のお母さん、学生・・・さまざまです。地域との関わりの濃淡も人それぞれです。デイケアから「次」へのつなぎや拡がりも大きな課題だと思います。

地域移行は、移行して終わりではなく、生活し続けることこそが重要です。
そういう意味では、そこから始まる生活の「質」をずっと問い続けていきたいと思います。
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季節は、秋
彼岸花の赤が鮮明です
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