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北九州市の市営住宅の定時募集は、2月、6月、10月の年三回です。
19年2月からの、精神・知的障害のある方への単身者枠の拡大も受けて、序々にセンターへの問い合わせ数も増えつつあり、制度としては少しずつ浸透しつつあるところでしょうか。あっせされた後には、医師の意見書や関係機関からのサポート体制の意見書の提出が要求されたり・・、とまだまだハードルの高い制度であるといわざるをえませんが・・。
加えて、特に肢体不自由のある方々にとっては、自分の身体状況とのマッチングを考えて、申し込みの段階で下見ができるとか、せめて詳しい室内図面がみれるとか・・そんな配慮がほしいなぁと思っています。外側からでアプローチ部分までは予測はできます、でも問題は室内の動線。以前、Aさんは「車椅子でも大丈夫」との窓口の説明を受けて申し込み、一番であっせんされ、下見に行きましたが、廊下はせまく、室内の段差の問題、採光の悪さ、トイレの条件・・など重なり断られました。トイレに一人で行くのも難しかったし、例えポータブルを使ったとしても両便を自身では全く流しにもいけなかったのです・・。そして、数日以内には結論を出さないといけない・・、せめて、申し込みの段階で下見ができていれば、・・いろんな思いも含めて調整できたかもしれません。今回、Bさんも一応、申し込みはされましたが細かい、マッチングは未精査のままです。
市内には、車椅子専用住宅も少なく、改修や応用、工夫に頼らざるをえないのが実情です。確かに、廊下の幅が広くなったり、スライドドアになったり、スロープがついたり・・随分表面的には変わりつつある気はします。でも、やっぱり基本は健常者仕様であり、介護者のいる障害者のイメージであり、なかなか本人仕様ではない気がします。
ユニバーサルデザインは、障害のある方だけでなく、みんなにとって暮らしやすいものだと思うのですが・・。