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北九州障害者居住サポートセンターでの日々の活動についてリアルタイムに報告します。
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12月6日にアクシス玄海(宗像市・宗像大社横)で行われた、住み良い地域づくり研修会(福岡ブロック・全体研修)にて、「この街で暮らす」というテーマでの講演と、体験談のコーナーのコーディネーターで参加させていただきました。間には、本田路津子さんのコンサートもあり、あたたかな時間の流れる数時間でした。「耳をすましてごらん」「藍より青く」のテーマソング・・など懐かしい時間との邂逅でもありました。
体験談では、人が人とつながり、そして支えあい、そして次のつながりを産み出している・・そんな実感のもてる連鎖でした。これが、新たな大きなうねりとなっていけばいいなぁ、なっていけそうだなぁ・・とそんな期待の持てる「地域」を垣間見た気がします。
「チラシで名前を見かけて、話、聞きに来たよ。元気だった?」と数年ぶりの懐かしい再会もありました。彼は「MAM」の福岡公演の際にとてもお世話になった方です。久しぶりの再会でしたが、ありがたく、豊かになれるひと時でした。「MAMもまだ、続いてるんだね。ホッとしたよ。」と素直に喜んでくれる彼。やはり地域は「継続」の中にあるのかなぁ・・と思ったところです。
一人ひとりの思い描く「自立」の形は多様です。でも、そこにあるいくつかのキーワードは共通する気がします、夢、希望、仲間、生きがい・やりがい、安心、笑い・笑顔・・・
最後は、「MAM」の今回の公演の中での以下の詩で締めくくらせていただきました。

・・・・
私たちには仲間がいます
共に歩んでいける仲間がいます
心から「がんばって」と言ってくれる仲間たちだ
つらく苦しい思いをしたけれど 仲間の一言ではげまされる
「つらかったね」
その一言で救われた
「頑張りすぎたんだよ」
その一言で涙があふれた
私の気持ちをわかってくれる、頼もしい仲間たち
一人ひとりは非力だけど皆といると強くなれる
皆のそばにもいるよ、だから下を向かないで
・・・
苦しみも つらさも 楽しみも 笑顔も
分かり合える 分かち合える
人として生きる この街と生きる
この街で生きる
・・・

   
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大阪府大東市の山本和儀先生が先日亡くなられました。
相次いで、知り合いからの留守電が入っていて、「また、急に北九州にこられる予定でもあったのかな?」くらいの軽い気持ちで確認したら思いもよらない先生の訃報にただただビックリしてしまいました。
先生との最初の出会いはいつだったでしょう、もう随分以前だったような気がします。
初回から、何かにつけてお声をかけていただき、私が福祉の現場に入った職場での最初の研修講師も先生でした。遠いにも関わらず、「呼んでくれるのは嬉しいことやないか。」と快く引き受けていただき、熱く、ノーマライゼーションについて語っていただいたことを思い出します。
いろいろお話をする中で、必ず、最後には、「そんで、おまえはどうしたいんや。」が返ってきました。
かなり寂しい現実ですが、これから息詰まったときには、「・・そんでおまえはどうしたいんや。」と自問自答しようと思っています。


b5aacc82jpeg11月15・16日(木・金)で北九州市国際会議場で開催された、第53回 九州精神保健学会(第60回 九州精神神経学会と並行開催)で、「北九州障害者居住サポートセンターのこの一年間を振り返って」という演題で発表させていただきました。発表7分、質疑も併せて一演題についての制限時間は10分。ふと気づけば、台上のタイマーは〇を指したまま止まっており、ちょっと最後は焦ってしまいましたが・・。
13年ぶりの北九州市での開催とか・・、九州精神保健学会の演題も213題と各県からの多様なテーマでの発表に、会場は多くの方々の熱気にみなぎっている感じでした。
全国に先駆けて北九州市がこの事業を手がけ、開始してちょうど一年。たくさんの課題の山に圧倒されそうな一年でもありました。実相談者数は167名(一般相談を除いた「住まい」の問題に特化した数は130名)で、内転居まで至った方の数は25名です。家を探せばいい、保証人提供事業を調整すればいい、という方もおられますが、多くは事前の調整とか整理の必要な方々でなかなか「転居する」までのハードルは高いのが実際です。この事業でまかなえる部分はほんの一部分であり、用意されていないサービスもたくさんありますし、片方で協同できそうな事業も散見されますし、実態的な連携を目指して次の一年の歩を進めたいと思います。
最近、退院したばかりのAさんが一番自由さを実感したのは夜の10:00にコンビ二に弁当を買いにいけたこと、といわれていました。Bさんの暮らし、Cさんの新しい生活が見えて初めて、地域移行は当事者の方々にリアルになるのだと思います。
この学会での当事者の登壇は初めてだったと聞きます、北九州ではまだまだモデルづくりのときだと思いますが、パワフルな彼らを見ながら、施設(病院)仕様ではない、ご本人仕様の24時間、その人らしい暮らしづくりを応援していいきたいなぁ・・と思いを新たにした一日でした。










11月10~11b6eace3cjpeg日に佐賀県唐津市で行われた「チャレンジドフォーラム in SAGA」へ行ってきました。土曜日の朝10:00に始まり、日曜日のお昼までの、全6セッション。障害者自立支援法を切り口に、首長さんからの問題提起に始まり、実践家の討論あり、3年後の見直しに向けて、未来、発達障害者支援の問題、教育と福祉、そして医療・・・、登壇者も全国の実践家や当事者の方々、佐賀県知事、国会議員、地元の市長さん、厚生労働省をはじめ行政マンの方々と多彩な顔ぶれの中で、さまざまに熱のこもった一日半でした。
でも・・、「地域移行」という言葉が一度だけ聞かれはしましたがそれは単語だけ。地域移行とか、72,000床問題とか、退院促進支援事業、精神科医療の課題、付随する地域の社会資源の整備の問題・・そんな言葉は聞かれず、ちょっと寂しく、・・でもどこかでやっぱり・・とスッキリもした秋の日でした。

ご当地唐津は、唐津くんちで有名な土地。そのくんちも終わり、町は祭りのあと、の雰囲気。会場の隣りには、曳山展示館があり、ちょっと一息。街中には、花売りのリヤカーおばちゃんも行きかい、季節はちょうど紅葉の入りの頃、名物のイカ料理もいただいて、日常を離れた豊かな時間がそこにはありました。7b34d328jpegd10b1c0ejpeg
             

11月4日(日)に、市立総合体育館でふうせんバレーボールの全国大会が開催されました。今年で18回目、季節はずれの桜も満開でその開催を祝うように咲いていました。今回は、県内を中心に西日本地区の8府県から48チームが参加、沖縄チームも初参戦だったとか・88ecce0ejpeg・。Mさんは初回からの参加。市長さんの挨拶でやる気が倍になったよ、と熱く語っていましたが、朝は5:00から起きて万全を期していたとか・・。チームは上位にはいけませんでしたが、チームワーク賞を受賞し、家庭用品をゲットしたとか・・、一人暮らし一年目の彼女には大きなプレゼントでした。どこが勝ってもおかしくないほどどの試合も熱戦の連続でした。今年は、移動支援でヘルパーさんも同行、もう一人加わって即席の応援団は声をからして大声援、大きな力になったことでしよう。
でも、片方で、今回、彼女の移動調整はなかなか大変でした。電動車い2f94e3c3jpegすに変更して初めての大会。会場はスロープバスのルートになく、また最寄の幹線にも走行していないため、他の方策も検討はしましたが、今回はやむなくタクシー利用を選択されまし た。いろんな意味で、移動の保証の課題について考えさせられたところです。来年の大会までには、5f53f7c7jpeg彼女自身の自立度を高めるとともに、スロープバスも選択肢のひとつになればいいなぁと思ってやみません。


















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