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センターは、一応、29日から1月3日までの間、事務所としては閉めさせていただきます。昨年と同様に、携帯電話を横においてのお正月です。
今年のお正月は、どんなだったかなぁ・・、何本か電話をいただいたなぁ・・、深夜帯もあったし、そのうちの一本はちょっとシビアな状況だったなぁ・・なんて、一年前ってもう遠い過去のような気すらいたします。
写真は、戸畑の名物でもあった、カクテルスタンドの灯りです。この26日で店じまい、また一つ、街の明かりが消えていきました。何か、ちょっと寂しい年の瀬です・・・
お互いにとって、来年という年がよりよい年でありますように・・・
新しい一年、また、どうぞよろしくお願いいたします。
先週の土曜日、22日に生活力スキルアッププランの第五回目を開催いたしました。今回の会場は地域の市民センター。車椅子のメンバーにはちょっと行動を制限される部分はありましたが、そこはいつもの知恵と力でどうにかクリアーし、アボカドサラダ、チキンの照り焼き、ガーリックトースト、そしてクリスマスケーキ。サポーターさんたちがそれぞれに担当を決め、メニューもなるべく簡単にアレンジしていただいたもの。土台となるスポンジケーキは、佐藤サポーターの担当。「炊飯器で作るスポンジケーキ」・・炊飯器でできるの??驚くなかれ、立派にできるのですよ。でも、この日体調不良でプランには欠席。でも朝一番に、「インフルエンザかもしれない・・」という体で小雨の中、しかもバイクで二種類のスポンジケーキを運んで来てくれました。感謝、感謝です。体調の悪さをおして、前日に仕込んでくれた彼に頭が下がります。このケーキが届かなかったらプラン全体の組み立てが狂うよなぁ、予算も変わるよなぁ、ケーキないと寂しいだろうなぁ・・・いろんな思いが頭をよぎったことでしよう。でも、一番のエネルギーは「美味しかったよぉ(*^_^*)」と言ってくれるメンバーの笑顔だったかもしれません。芸術家魂に目覚めたMさんが、スポンジをキャンバスにみたてて本当に美しく、そして美味しく仕上げてくれました。その画像だけしか、佐藤さんには届けられなかったのが残念でしたが、味も格別でした・・。
双方向にやりとりのできるものにできれば、と思っておりますので、ご意見もいただければ幸いです。
これからも「現場の出来事」を発信していきたいと思います。よろしくお付き合いください。
12月15日(土)の午後、市立総合保健福祉センターにて、一周年を記念しての講演とシンポジウムを開催させていただきました。市内外から、当事者の方々をはじめ、多様な関係機関から120名あまりの方々のご参加をいただき、熱気ある数時間を共有させていただき、本当にありがとうございました。
厚生労働省より清水専門官の「地域生活支援の取り組みについて」と題しての基調講演に始まり、センターよりのこの一年間の事業報告、そして現場の関係者を交えてのシンポジウム・・とちょっと欲張ったメニュー構成でした。シンポジウムの冒頭は、新しい生活を始められた4名の当事者の方々からのビデオメッセージ。そこにあふれている笑顔が全ての象徴だったと思っています。23年ぶりに精神科病院を退院して一人暮らしを始められ、「一人暮らしは楽しいですよ。皆さん、どうか挑戦してください。」とエールを送ってくださったご本人は会場におられ、ちょっとはにかんでみつめておられるその姿は感動的でもありました。サポーターのお一人は、車椅子の女性の転居の際に手伝っていただき、「そのときには正直不安も感じたけど画面の中の彼女は別人みたいに輝いていて、ちょっとした支援で生活は拡がるんだなぁ、たくましく変わっていくんだなあ・・とその日々に思わず目頭が熱くなりました。」、と語っておられました。「当事者の生の声が聞けてよかった」、「施設の中との笑顔の違いを痛感させられた」・・と素直な感想もたくさんいただきました。
この事業は、精神科から起こり、いわゆる社会的入院と言われている方々の地域移行を支援する施策として起こってきた事業ではあります。でも、実態としてはまだまだ地域での住み替えのニーズのほうが圧倒的に高いのが実情です。課題も山積みの状態ですし、北九州ではまだまだモデルづくりの時代かもしれません。
今回のシンポジウムは、まずこの事業のことを少しでも知っていただきたい、との思いでスタートいたしました。「センターの支援内容が理解できた」、「もっと早くにこの事業のことを知っていればよかった」、「自分たちが対象の方に対して、何の御手伝いをさせていただけるかと改めて考えさせられました」、「シンポジストの話を聞く中で私たちがまだまだ取り組んでいかなければいけないことや出来ることがたんさんあるのではないかと考えさせられた」、「ネットワークって自体を動かすんだなぁと改めて感じました」・・などなど本当にたくさんの真摯なメッセージに1000倍の力をいただいた感じです。「質疑応答の時間をもっととってほしかった」とのご意見もいただき、時間配分等には深く反省しているところですし、至らぬ点も多々あったことと思います。ご意見もお返しいただければ幸いです。
ある参加者から、「・・参加できてありがたかったです、なんだかちょっとやる気モードになってきました・・」とのメールをいただき、こちらもちょっと元気をいただいた気分です。
皆様との協同の中で、その人らしい暮らしのあり様をお手伝いしていきたいと思っています。
新たな二年目もどうぞよろしくお願いいたします。
尚、センターでは、「この一年の記録」と題して小冊子(79ページ)を作成いしたました。ご希望の方には、無料で差し上げますので興味のある方はセンターまでご連絡ください。
私(佐藤)は、精神科利用当事者を中心とする劇団「MAM」の誕生からずっと制作という立場で付き合っていて、10年目を経過したところです。今年は、先週の水曜日(11/28)に行われた、福岡県主催のこころの健康づくり大会(於 ウェルとばた)のアトラクションにお声かけいただき、初めてのリコーダーとのセッションで「メイク・ア・ムーブ~私たちのちから」と題しての詩の朗読劇を終えたところです。
リコーダーの音色の優しさと、みんなの詩の言葉の深さに感動された方も多かったのではなかったかと思っています。昨年は、精神障害者自立支援活動賞(リリー賞)も九州で初めて受賞し、その活動に対しての社会的な評価もちょっぴりいただいたところです。
この10年様々なことがありましたが、続いています、続けています。継続は力なり!!、これからも続けてまいりますので、次回は、あなたも是非会場へ足を運んでください。